2005『/05』(スラッシュ ゼロゴ)


「A Flower Is Not a Flower」

元々は、1998年の『ベリー・ベスト・オブ・グート』収録曲。二胡奏者の Kenny Wen の依頼で作られ、その際にイメージとして、白楽天の漢詩「花非花」が教授に伝えられたそうです。



二胡が美しいメロディーを奏でています。


花非花 霧非霧

夜半来 天明去

来如春夢幾多時

去似朝雲無覓処





「A Flower Is Not a Flower」坂本龍一   2005

繊細なタッチのピアノが曲のテーマを美しく奏でます。


花にして花にあらず

霧にして霧にあらず

夜半に来たりて 天明に去る

来たること春夢のごとく 幾多の時ぞ

去ること朝雲に似て もとむる処なし



デジタルとアナログ。

指先 (digit) を動かす

デジタル (digital) な作業。

でも、やってることはアナログ。(坂本龍一)


アナログもアナログですね、

色っぽい男女の歌です。






オマケの三毒 〉


「Flower」大貫妙子, 坂本龍一   2010

その後、大貫妙子さんとピアノ一台で作った『UTAU』で、「Flower」とタイトルを変え、妙子さんが現代詩を付けて歌う。


夜露に濡れ その葉をたたむ

幼い頃の 姿で眠る

花は目覚め 月を仰ぐ

名はネムノキ 夏の夜の …





二階堂ふみ。





「So Blue」Prince   1978

天才プリンス。こんな時期に、こんな曲あったのね。知らなかった。素敵 😀