<オランダ 0-1 スペイン>
渇望(かつぼう)。
得てして決勝はこういう展開になる。
ナーバスになっていて、ファウルが多すぎる。
お互いの持ち味を出し合うゲームにはなかなかならない。
3位決定戦のほうがゲームとしては面白かった。
スペイン、よかったのは立ち上がりだけ
ブスケッツ、ペドロがたくさんボールに触れている間は、オランダペース。
オランダが
潰しあいのゲームに持ち込んだ。
4枚のDF、2枚の壊し屋、4枚の攻撃陣 中盤はほぼない。
潰してサイドに展開、個人の力で突破を図る⇒CKにもちこむ。
面白いサッカー、美しいサッカーをする
オランダはもういない。
勝利に飢えたオランダは何よりも結果を欲した。
お互いの中盤はストレスを抱える展開
なかなかアイデアの見れないゲーム。 見ているほうもストレスが溜まる
前半は、立ち上がりスペインがペースを握ったが、オランダがファウルをしてでも潰しまくる。
意図的に激しく当たりにいっていたようだった。
結局、前半はオランダペースで終わった。 不本意ではあろうが、勝利にこだわりゲームを壊しに出た。
スペインは自分達のスタイルを崩さない。
長短のパスを織り交ぜ、門に顔を出し、狭いところでもボールキープした。
ただEURO2008で優勝したときと違うのは、ペドロやヘスス・ナバスといったドリブルで勝負を仕掛ける選手を
中盤に入れていたこと。 彼らのようなエゴイストが、時に単調になる攻撃にアクセントを加えた。
それが、効果的であったかどうかは別にして・・・
デルボスケはペドロ、ヘススナバスによる個人の突破を期待してた。
後半は、ゴール前での攻防が増えた。
両チーム、ギアを上げた。
後半17分 スナイデルのスルーパスにロッベンが抜け出し、GKカシージャスと1対1!
ここは、カシージャスが最後まで我慢してビッグセーブ!!
オランダの最大の武器は、ロッベンのスピードを生かしたカウンター。
ポゼッションを生かした攻撃はない。
後半24分 今度は、オランダGKステケレンブルグがスーパーセーブ。ビジャの近距離シュートをブロック!
直後の後半25分、オランダはカイトに変えてエリア投入。
これは、攻撃のスイッチを入れるサイン!! カイトと代えたというのが大きな意味があったと思う。
スペインがゴールへ近づくが、なかなかオランダゴールを割れない。
オランダは虎視眈々とカウンターを狙う。
後半38分 ロングボールをファン・ペルシーがすらしたボールにロッベンが走りこむ。
プジョルに競り勝つが、カシージャスが飛び出してキャッチ。
このあと、レフェリーのハワード・ウェブに対して抗議(プジョルともつれた時のプレーに関して)に走ったロッベンのスピードがすごかった笑
後半42分 スペインは疲れの見え始めた、シャビ・アロンソに代えてセスクを投入。
互いにゴールを狙ったが、結局90分では決着付かず延長戦へ
延長前半5分 イニエスタから決定的なスルーパスにセスクが抜け出したが、ステケレンブルグがセーブ!
隣にビジャが見えていたはずだが、一人で決めにいった。
延長前半終了間際 ファン・ブロンクホルストがブラーフハイトと交代
ファン・ブロンクホルストはこれで現役引退。 準決勝のミドルシュートは本当にすごかった!!!
お疲れ様でした。
延長後半 ビジャに代えてF・トーレスを投入。 エル・ニーニョがゲームを決めるか。
両チーム、消耗しギリギリのプレーが続く。
縦パスに追い付けなくなり、ボールがラインを割ってしまう。
延長後半9分 オランダがスペインゴール前でFKを獲得。 スナイデルが直接狙うが壁に当たり、ゴールを外れる。
だが、判定はゴールキック。 オランダベンチは総立ちで抗議。
スペインはゴールキックから、右サイドのヘスス・ナバスが持ち出しイニエスタを経由して逆サイドへ。
F・トーレスがイニエスタへクロス。 ここはファン・デル・ファールトが身体を投げ出しクリア。
そのこぼれ球をセスクが拾い、再びイニエスタへ・・・
イニエスタが落ち着いて、ボレーシュート!!! ステケレンブルグの手を弾いてゴール!!!
残り時間は5分・・・
スペインの初優勝へのカウントダウン。
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ついに歓喜の瞬間が・・・!!!
常に優勝候補に挙げられながら、結果を出せなかったスペイン。 「スペイン病」と言われた。
ついにそれを払拭することが出来た!
EUROの優勝者は、直後のWCに優勝できないというジンクスも打ち破り、プレッシャーを跳ね除けての優勝。
「アンチフットボール」のようなゲームが多かった中、スペインの優勝は明るいニュースだ。
EURO2008で作られた、流れが続くだろう。
サッカーは点を奪い合うスポーツだ。 そのために様々なことを試みるのだ。
そのヒントが今のスペインには、たくさんある。
EURO2008決勝
のときにも書いたが、
『サッカーは点を奪い合うゲーム。 守備偏重のサッカーはもう見飽きた。
これからも創造性溢れる攻撃をするサッカーを楽しみたい。』
オランダは、自分達のスタイルを捨ててまで優勝を手にしたかった。
残念ながらその望みは叶えられなかったが、多くの若いタレントを抱える国だ。
これからも様々な戦術を生み出し、魅力的なサッカーを見せてもらいたい。
ただ、ファウルが多すぎたのが本当に残念だ。それも汚いファウルがありすぎた。
これからのトレンドが、
スペインのようなサッカーになることを期待するがそれを上回るような魅力的なサッカーが出てくることも期待する。