自立のための選択
前回、「2の時代とは 〜1の時代から2の時代の移行〜」という記事で2の時代=これからの時代を生き抜くには「自立」が大切だよと言う話をしました。「自立」すること=自分で「選択」すること、と言いましたがでは「選択」するとは何なのか、「選択」するために必要なこととは何なのか・・・今回は、「選択」についてお話しさせていただきます。「選択」はそのまま自分で「選ぶ」ことを指しているのですがこの「選ぶ」ということを履き違えている人が多い気がします。自分に都合の悪いものに蓋をして、都合の良い物だけをみる。一見、「都合の良いもの」を「選択」しているように見えますが選択肢から目を背けている状態では、その選択は「ない」のと同じです。それは選んでるようで、選んではいない。選択肢から目を背けて、自分の気に入っているものにだけ目を向けるのは一種の「依存」です。「選択」するとは「ネガティブ」なものも「ポジティブ」なもの、どちらからも目を背けず両方を選択肢として天秤にかけ、その上でどちらかを選ぶこと。「ネガティブ」なものもしっかりと見た上で選択するとは見ていると苦しくなってしまうようなニュース映像を全て注視しろということではありません。見るのが辛い映像は見なくても良いです。ただ、見るのが辛い現実があることを知って欲しいのです。現実にはそういう側面がある。そのことも、ちゃんと見つめて欲しい。今の世界を作っているピースの1つは「あなた」なのだから、今の世界に起きていることの「責任」は、「あなた」にもある。自分の「責任」を放棄して「利益」だけを欲するのは傲慢だと私は思う。地球が1人の人間だとしたら、私たち1人1人はその体を形成する細胞。全ての細胞が正しく活動してこそ、健康でいられるのです。地球で起きていることに目を背けることは、わたしたちの体の中の細胞が「働くことを止める」ことや「異常な働きをする」ことに近しいでしょう。そんなことになれば、健康を害してしまうことは明白ですよね。自分1人くらい・・・と思うかもしれません。1人とはちっぽけな物かもしれない。それでも、その1人がいてこそ健康でいられるんです。だから、世の中のことに無関心にならず、今、起きていること全てに目を向けて欲しい。そして、フラットな視点で、未来を選択してください。「ネガティブ」も「ポジティブ」も「フラット」な視点で見定めて自分の「望む未来」を「選択」する。それも、誰かの意見を鵜呑みにするのではなく「自分の目」で見て判断する。それが「自立」的「選択」だと考えています。「自分の目」で「判断」し、「選択」できる「自分」を作る。そのためには「指標」となるものが必要です。私は「自分で選択できる自分」になるための「指標」として「数秘学」を教えていますが、人それぞれの「指標」のあり方があって良いと思います。人に流されない自分を作る方法を考えてみてください。「数秘学」をやれば「指標」ができるのかと聞かれたら、答えは「人による」になります。なぜなら、ともに勉強をした人達の全てが「指標」となるものを手に入れているかと聞かれるとそうではないなと感じるからです。何かを学ぶとき、テクニックや技術だけじゃなく、「メンタリティ」について学ぶことも大切にしてください。どういう心構えで学び、その技術を使うのか。それが一番大切なことかもしれません。自分が今、自分の目でものをみているのか。ちゃんとフラットに見て、選択をできているのか。時々、立ち止まって考えてみたいですね。