試験前にも関わらず、目下の夏休みをまだかまだかと待つ余り、勉強に身が入らなくなってしまった僕は本日の2限目を干すことにした。
午後の講義のため、昼過ぎに仕方なく家を出た。台風11号の接近を他所に、夏を感じさせる強い陽射しが町の少ない緑を際立たせ、それはまた僕の心にも同等の光と慰めを与えた。
しかし、暑い。
そんなことはさておき、
今日7月15日は祇園祭宵山。
何を言わそう、僕も人生の夏休みといわれる大学生の端くれを今生きているのである。
例に漏れずこの一大イベントに当然参加した。
と、言いたいところだが、恋人もいない僕は独り寂しく、今日に限って格段に美しく見える夕陽を横目に帰路に着いた。
そう、僕はあくまで、あくまで大学生の端くれなのである。
と、ここまでが昨日のこと。
昨晩、思いとは裏腹にベットの上で意識を遠くに捨ててしまった僕は、1日遅れのこの鮮度の落ちた、いや熟成された文章を全ての始まりに変える。
台風が近づく。荒々しい風は草木をざわめかせ、各人の髪の毛をなんのためらいもなく刹那に連れさらう。
あー、もー疲れた。
暴風警報発令を切に願います。
