毎日ブログを書くという夏休み当初の目標をあっさりと投げ捨ててしまったことは問題であったと思っている。
そんな僕が今日、再びブログを書こうと思ったのは深く情動を動かされ、考えさせられることがあったからである。
漢民族とウイグル族の民族間の対立。
夕食時に見ていたテレビで生々しい映像と共に取り上げられていたこのニュースは、特別無知な僕の関心をものではないはずであった。
しかし、この後放った母の言葉が僕の耳を打った。
「中国人嫌いやわ~。」
この言葉を聞いたとき、簡素な表現かもしれないがとても哀しく、同時に行き場のない怒りが込み上げた。
母がこの言葉をどれだけの気持ちや意図を込めて言ったのかわからない。そしてまた、そんな母を否定するわけでも、愚かに思うわけでもない。
ただ、こういった考えが僕にはあまり理解できない。
僕は全く歴史認識や民族、宗教に詳しいわけではない。でも、一人の人間が一国や一民族、人種を嫌うことはそんなに単純で容易なことだろうか。
人はそれぞれに違った経験を積んで、そこから個人の考えが形成される。だから、誰が何を嫌おうと、好もうと人の勝手であり、それこそがその人の人生から導き出された一つの答えであるのかもしれない。
そして、それを誰も責めることはできないと思う。
なぜなら、自分がこの地球の内の日本という国にヒトとして生を受けたのは、僕の手の付けようもない何かの作用によるからである。
すべては偶然だと僕は思う。
それはまた別の国に生まれた人も同じ。
人は多様な地で生まれている。そして、そこで愛を受け、学びを得、その風土を身に染み込ませる。
それを誰が否定できようか。
これらが昔から今にも続く争いのすべての原因なのかはわからないが、大いに関係しているのであろう。
最後に、自分自身、人を嫌ったりした経験は恥ずかしながら多くある。綺麗事ではなく、国としてであったり、人種として一括りに敵対視するということにはあまり意味がないというか、必要なことではないのではないかと僕は思う。