今朝のヤツはなんだか化粧もきちんとして髪の毛もクルクルと巻いていた。

鏡で何度もチェックしてから出かけたので、デートなのかもしれない。

でも仕事だから服装はスーツ。

デートだったらスーツでももう少し可愛らしい雰囲気にするはずだから、ひょっとしたら単なる気まぐれかもしれない。

女のくせに仕事となると張り切るときもあるので、何か大事な仕事だったのかな。

うん、その可能性の方が大だ。


のほほんとしているかと思えば、いきなり何時間もパソコン机に向かっていたりもする。

机に向かいながら何か書類を書いていたり「お世話になります」なんて電話をかけるときもある。

そうかと思えば昼間に突然、帰宅してぼけーっとソファに横たわったり・・・


まあでもメリハリがあるってことはいいことかもしれない。


実は今日はヤツの本棚にすごい本があるのを発見したんだ。





「セレブをおとす英会話」

「願いが叶う100の方法」

etc


なんだか凄く・・・メンタル系とハウトゥーものばっかりだ。

30歳で独身。

まさしく負け組みだね。

でもこんな本を読んで多少なりとも努力してたりするんだ。

しかし「あきらめきれない彼を手に入れる恋愛の極意」なんて買っちゃだめでしょ!

それで「あきらめきれない彼」は手に入ったのだろうか・・・・・・?



ヤツはこれまでゲージに付いていた滑車の装着の仕方を間違えていた。

回らないしべこっと取れるし、とてもこれでは遊ぶことは出来なかったんだ。

でも今日になってやっと正しい装着がわかったみたい♪


まだ慣れていないけどこれで新たな特技がひとつ増えたよ。

今はまだペースが掴めないから弾き飛ばされてるけど・・・




せっかくゲージから出たけど・・・・・


ゲージをよじ登って




水を飲みに行きました。






あ~生き返った♪






あっ・・・・閉められた。

ヤツは普段はリビングの電気と暖房を消して、ゲージにダンボールを被せてからベッドルームで寝るようだ。
でも週末は別らしい。
昨日はリビングのソファにいつまでもいた。
山のように積まれたDVDの中から『ナイトミュージアム』を選んで観ていた。
ところどころで音声を日本語にしたり英語にしたりしていた。
本当にわかっているのかどうかは僕にはわからないけど、この映画は何度も観ているようだ。
台詞に合わせて独り言をしゃべったりもしていた。

そのうちにソファに横たわったかと思うと、遂にはテレビに背を向けたんだ。
ん~?
・・・・・・どうやら寝たらしい。
電気はこうこうと点いたままだしDVDはエンドレスで流れ続ける。
そのうち起きてベッドに向かうだろうと思いきや、結局朝までその状態だった。
(正確には昼過ぎまで)

僕は夜行性だし昼間やヤツがいるときなんかで電気が点いていると、部屋に潜ったり布団の中に忍び込んだりしている。
だからダンボールを被せてもらったときなんかは至福の時なんだ。
暗いほうが落ち着くんだよね。

しかしヤツはそうではないみたい。
恐らく真っ暗で寝るなんてことは有り得ないんだろうな。
電気はこうこうとしてテレビががんがんの中で、うたた寝レベルではなくマジ寝が出来るんだからさ。
凄いヤツだよね。

それだけでは満足しないみたいで、ヤツは寝る前には部屋のカーテンまで開けるんだ。
もちろんそういうときは部屋の電気は消すんだけど。
朝になれば太陽の光が燦燦と入ってきてまぶしい。
僕はヤツとの共同生活をするにあたって、この「まぶしさ」に早いところ対応策を練っておかなければならないみたいだ。

ちなみにヤツの部屋は至るところにキャンドルが置いてある。
今のところ使っているのは見たことないけど、やっぱり光を求めているのは間違いないらしい。

豆電球どころか電気もテレビもフル稼働して眠るヤツ。
30も過ぎて子供以下だ。



僕の飼い主の女はいつもパソコンでブログを書いていたり、仕事している。

ほとんどは仕事じゃなくて遊んでるみたいだけどね。

その後ろからずっと見ていて、ブログなら僕にも出来そうだと思ったから作ってみることにした。

なんだかワクワクしている。


ちょっとだけ僕の飼い主のことを紹介するよ。

ヤツは「まーちゃん」って呼ばれているみたいだ。

時々、誰と話しているかはわからないけど、自分のことを「まー」と言ったりしている。

30歳にもなってちょっと恥ずかしいヤツだ。


僕のことは未だに名前を決めるつもりがないようで、いつも「おーい」とか「ハムスター」とか「ごんべ」って呼ぶんだ。

まあ別にいいんだけどね・・・。


ペットショップにいたときはおいしいカリカリのえさをもらっていたけど、ヤツは生き物を飼うのが初めてらしく、匂わないえさなどというとっても堅いえさを僕に与えることにした。

これがすっごく堅くて食べにくい。

しかも僕の体はハムスターの中でも小さいほうだから、掴むことも出来なくて本当に食べにくい。

少し心配になったみたいで、ヤツはそのえさを砕こうとしたけど出来なかった。

遂にはペットショップにまで問い合わせていた。

少しは愛情もある人間なんだと安心した。


ヤツの部屋は寒くて凍えそうだったから、ゲージのテラスまで布団を運んでそこで寝ることにしたんだ。

朝になってそれを見たヤツは驚いていたけど、そんな僕が可愛かったみたいで写真を撮っていた。

それがプロフの写真なんだ。

ちょっと拝借させてもらった。


ヤツの妹がアドバイスしてくれたおかげで、僕のゲージにぴったりはまるダンボールを用意してくれた。

暗くなるし暖かいし・・・

でも僕はすっかりテラスが気に入っている。

用も足しやすいし、排泄物の処理も簡単なのでヤツは喜んでいたよ。

「誰かの下の世話をするなんて思ってもいなかった」

なんて言ってたけど、世話になるぜ!


そんなわけで、僕にはこの30歳の独身女しか観察するものがないから、ヤツの生態についての記録をブログで公開していくことにしたんだ。

まあ美人とは言い難いけど・・・・

なんとなく愛嬌があって妙なオーラを感じさせるな。

ちょっと風変わりなヤツだ。


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