今回の沖縄旅行で

彼が話してくれたことを

日記風に書いています。

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彼女(私)と別れてから、

抜け殻のようになった俺は、


幽体離脱を繰り返し、

事故で生死を彷徨って、

白血病の疑いで入院して、

とにかく散々だった。


バチが当たったんだ。


ずっと自分を責め続け、

下を向いて生きていた。


ある日、顔をあげたら、

ある女性が立っていて、

俺に可愛らしい笑顔を向けてくれた。


その笑顔を見たとき、

あ、この子と結婚するな、

と思った。

それが、今のかみさんだ。


友だちには◯◯ちゃん(私)似てるな、

と茶化されたりした。


海外を転々とする俺の生活に

かみさんは着いて来てはくれなかった。

だから、結婚してもずっと一人だった。


そんな時、

単身赴任していたマレーシアに、

彼女(私)から手紙が届いた。


今は一緒にいられないけど、

いつも応援してるよ。

寂しい時は空を見てる。


そう書いてあった。

だから、いつも空を見ながら

彼女(私)相手に話したりした。


やっと、かみさんと

一緒に生活できたのは、

シンガポールだった。


シンガポールでもかみさんは

家に引きこもりがちで


俺は家に帰ると、

罪悪感に苛まれた。


シンガポールにいる日本人、

片っ端から声をかけては

家に招いてパーティをした。


かみさんに友だちができたらいいのに、

俺との生活を楽しんで欲しい、

また笑顔を見せて欲しい、

そう思ったからだ。


出張して、

いつもたくさん、お土産を買って帰った。

かみさんを喜ばせたかった。

でも、いつも不機嫌だった。

俺が買ったお土産は

捨てられてしまっていた。


だから、子どもを作ろうと話した。


かみさんは、外国で

子どもを育てるなんて無理、

日本に帰りたい、と言った。


シンガポールは

医療も最先端だから大丈夫、

説得して説得して、

シンガポールで

長男が生まれた。


やっぱり子どもは可愛い。

子どもができてから、

シンガポールにも慣れて、

かみさんは子育てに夢中だった。


俺はアメリカに単身赴任していたけど、

かみさんはシンガポールで楽しそうに

子育てしていたから、

もう一人欲しい、と言ってみた。


かみさんは無理!と言った。

精一杯です、もう一人なんて、

無理です。

そう言った。


でも俺は拝み倒して、

もう一人、産んでもらった。

次男が生まれた。


やっぱり子どもは可愛いなぁ


でも、少しすると、

かみさんに限界が来て、

日本に帰ることになった。


日本に帰って、

地元に家を建てた。

ネコが飼いたかったからだ。


かみさんに、

ネコを飼おう!

と言ってみた。


かみさんは、

生き物はいや!

世話ができない。

私は自分のことだけで

精一杯です、と言った。


そんなこともあってか、

いつの間にか、

セックスレスになっていた。


もう16年、

ずっと断られているなぁ


そう言えば、

かみさんは最近よく朝帰りをするなぁ


2022年の年末、

2年前に離婚した親友が

飲み会に

同年代のシングルマザーの

彼女を連れて来た。


仲良さそうで羨ましい。


俺は、もう二度と、

こんな風になることはないのか?


男として苦しい。寂しい。

家族のため、子どものため、

がんばって来たが、


寂しい。

孤独だ。


幸せそうな親友カップルを見て、

今までにないほど落ち込んだ。


2022年年末