昔々、それはまだ『ゆき』が無いころのお話です。
その世界には色というものがありませんでした、どこもかしこも白黒の世界。
そんなところにある一人の絵描きがいました。彼は
『俺は、かならずこの世に無い絵を描いてやる!』
と、いつも仲間に言い回っていました。しかし、いくら頑張っても
そのような絵はいっこうに描けず。とうとう、彼は絵描き達から
仲間外れにされてしまいました。
彼はひとりポッチです
一人で食事をし、一人でブランコに乗り、一人で池のほとりを歩きました
そして今まで一人ポッチになった事の無い彼は寂しくて寂しくて、涙がでてきました。
と、その涙が池に
『、、、ぽちゃ』
するとどうでしょう。その落ちた涙から池が水色に変わっていくではありませんか!
彼は、『これだ!』と思い。その池の水を使って絵を描きはじめました。
キャンバスに向かい木や山を描いていくと、なぜかその絵に『色』がついていきます
木は緑に
土は茶色に
空は青に
すると、今まで白黒だった彼らの世界までが
キャンバスの絵と同じ様に色が付いていくではありませんか!
仲間達は彼を見直し、つぎつぎに褒め称えました。
『やった。やれば出来るんだ!俺はやったんだ!!!』
色の付いた楽しい世界が続きます。
しかし、皆んなが喜びの生活を送る中で静かに犯罪が増えて来ました
色のついた世の中で生活していくうちに人々の心の中まで色がついていったのです
彼はだんだんと虚しくなってきました
色で飾る事を覚えた世界に嫌気が差してきたのです
そして彼は祈ります。
『神さま私はどうすればよいのでしょうか、この様な世界にしたのは私です。
しかし、この世界が汚らわしいく思えてならないのです』
それを見ていた神さまはこの絵描きをあわれに思い、汚れの無い白い雪を降らせ
色の付いた世界を真っ白にしてしまいました。
人々は今もこの雪が降ると善人も悪人も心の中まで白く澄みわたり
白黒の汚れのなかった時代を思い浮かべるのだそうです。
20代の頃に書いたやつ
一度書き直して、さらに今回また書き直してみました。
っていっても漢字に変換しただけだけどね ԅ( ˘ω˘ԅ)








