日本で高校の同窓会があった。

社会人に出て約10年。縮図をみるにはいいタイミングだったかもしれない。
でも現実をまざまざと突きつける残酷なイベントでもあった。

県立のそこそこ出来のいい学校だったので、中学、小学校の友人達のそれと比べると
遥かに安定したというか、まっとうな道を歩いている人が多かった。


ドラマとか、いろんな人の話だと、昔目立たなかった人が活躍していたり、逆に目立ってた人が
ちょっと落ちぶれているとか、逆転がつきものだけど、私の周りに限って全くなかった。

高校時代イケてた奴らは社会人になっても、イケてた。

今時、学校でのヒエラルキーを、スクールカーストと呼んでいるらしい。
社会人になっても序列はあまり変わってなかった。

イケてるグループの友人は大学は1、5流に入っても、面接力で1流の企業の入り、会社でも人付き合いがいいから、そこそこ出世、もしくは普通に社内に残ってる。
誰もが知る会社で働きを、豊洲、武蔵小杉に居を構えてる。そこそこ可愛い奥さんと子供もいる。

おとなし目のグループの友人は大学は1流でも新卒で中堅の企業に落ち着く。それならまだマシな方で会社が合わず、転職を繰り返している人もいる。もしくは鬱になってドロップアウトしてしまった人とか。

私はどちらにもおそらく属していない中間層だったと思う。人付き合いもそこそこで外国かぶれな少年だったから、一流でもない会社でシンガポールで働いているという相応な感じにおさまったw

そう考えると学校で試されるコミュニケーションってのはサラリーマンのコミュニケーション力とほぼ同義なのかもしれない。

そんななか、気を吐いていたのがおそなしいグループの理系軍団だった。
最先端の技術を研究開発してるカッコイイ奴らがいた。
間違いなく、日本を背負ってる人材だけど、昨今の家電不況で待遇はやっぱりイケてるグループのほうが良さそうだったw


人生に逆転は簡単にはない。ドラマのような展開もなく、同窓会は現実をまざまざと見せつけてくれた。

そして、得た教訓。
おとなしい人は理系に行け。

おとなしい人が文系にいって、営業系に回されようものなら悲劇だ。営業じゃなくても、総合職でよく分からない部署を回って、社内に政治がうまくなくてドロップアウトに実際なってる。

これは子育ての教訓にしたい。


今にして思うのは、学校の先生の無知だ。社会経験がないからだろうか。

そんな現実は一切話さず、夢を持て夢を持て、好きを仕事にとか煩かったわ。

同窓会の帰り道はいつも複雑な気持ちになる。

みんなも頑張ってるな。おれも頑張るって気持ちにもなるし。
机を並べていたのに、随分違う生活になってしまったなという寂しさもある。

そして翌日から猛烈に働くと、そんなことはすぐに忘れてしまう。










2014年は我々夫婦のパワーバランスの分岐点になりそうな気がする。

自宅のソファーでくつろいでいると、子供を寝かして帰ってきた妻が一言。
私もボーナス ◎だったよ!

はあ❓マジかよ。

軽くバットで頭を叩かれるとはこういうことなのか。

外資系に務める我々は年俸いくらを決まっている。
実は今年は初めて妻に負けた。ボーナスで逆転を狙っていたが、さらに差をつけられてしまったかっこうだ。

すごいよ。頑張ってるね。

と言ってみたが、落ち着かない気持ちだった。

その日からすべての景色がかわった気がする。

クリスマスディナーを某フレンチで奮発したり、
駐在員よろしく家族で矢沢wに行った。

このワインは、肉は妻の稼ぎのおかげなのか。。

そう思うと、旨さが半減した。オージービーフを多めに食べてみたw

大河ドラマで井上真央が「父上、一家を守ってください」と言ってるのをみて

俺は大黒柱じゃねーし

とぼやいて見たり。

福山雅治主演の映画 そして父になる を機上で見て

俺はリリーフランキー側だと思ったり。

とにかく父親像に敏感になってくるのだ。

そして当地でお付き合いのある日本人の父親といえば、駐在員だ。
駐在員お父さん方の最強ぶりは更に私を追い詰める。

彼らはの家車もろもろ食費などなど100パーセント父親の頑張りになろう。

それに引き換え、俺は出資比率が過半を超えていない。。
なんてことも頭をめぐりました。

夫婦で共働きをして、アジアに住む。
子育ても半々に、夫婦でで軽やかに生きる。とニューエイジ気取りだったはずだったんですが、
ある意味人並み以上の自分のコンサバさに呆れました。

深層では強い父親像、家長としての父親を追い求めていたのでしょうかw

社会に出たのは同じ時期で、最初の頃は圧倒的に私が稼いできたのだが。。


この差。やすやすと埋まりそうにない。二人は職種、会社も別だが、なんというかマーケットが違う。

私は所詮、日本マーケット要員。日本との繋がりで食って行くところから抜け出せていない。

妻は日本要員からどんどん幅を広げている。もはや日本という国がなくなっても、働いていけるようだ。

成長率でいったら、日本より、グローバルでしょう。

追いつくには俺も日本離れをしなければならないのか。



もっと大事なことは、これを受け入れることなのかもしれない。
お互いに頑張ったじゃんと讃えあいながら、無心に矢沢の肉を食べるべきなんだろう。


幸い、妻は夫を立ててくれる人で、年収を抜いたことは取り立てて行ってこない。


なんてことはなく、
やったー。完全に勝ったなと言ってくる始末。


そんなことを言われながら、過ごす日々。
新しい時代は、ほろ苦いながらも、楽しいものです。




日本に出張にいくと辟易とするのが、チャンネルを埋め尽くす「日本はすごい。こんなに人気」番組。
母国は素晴らしいし、世界2位の経済大国になった実績は素晴らしいし、世界への貢献度も否定できない。

それでも、行き過ぎだと感じる。そして日本流であればバカ売れで、ハッピーと思ってる人も多いでしょう。

そこで警鐘の意味も込めて記事を載せておこう。


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ガラス張りの明るい建物に多くの人気店が集まるプラザシンガプラ。乗降客数シンガポール1、2位を争うドービーゴート駅直結のショッピングモ-ルとあって、昼間から夜まで買い物客が絶えない。

高級モールのオーチャードと一線を画した庶民向けな品ぞろえ、若者からファミリー層まで楽しめるモールとあって、シンガポールのボリュームゾーンを映すショッピングモールともいえる。
加えて、周辺国からの観光客も多く訪れる場所であり、東南アジア市場への試金石となるモールと言える。

日本企業も多く出店、ユニクロ、スーツセレクト、星野珈琲(ドトール系?)、塚田農場。従来型の高級路線ではなく、シンガポールの庶民に受け入れらるべく、真正面から市場を掴もうとしている。

そんなモールの一階の立地にあるローリーズファームもその一つ。東証一部上場企業の運営する日本でも実績のあるアパレルメーカ-だ。新年あけのセールでごったがえす人々を捕まえようと、「SALE」の赤文字が躍るが、店内の人はまばらだ。

このSALE。閉店SALEでもあることを知る人はあまり多くないかもしれない。昨年12月運営会社はシンガポールの撤退を発表。島内の全9店舗の閉店を決めたという。退店費用は4億円。

閉店が明らかになった日、シンガポールのローリーズファームファンからも少なからず反応があった。

Twitter上では、「せっかくお気に入りだったに」「けっこう可愛かったんだけど残念」など惜しむ声の一方で、「いいんだけど、超高いんだよね」「高いからね!(Expensive la!)」などやはり日本ブランドに共通する値段の高さは消費者の不満であったようだ。「冬物がいらないから、工夫の余地がないのかもね」とやや同情的な意見も。

ローリーズファームは日本では決して高い店でもなんでもないし、ファストファッションの延長のようなポジショニングである。しかし、シンガポールは韓国製や、韓国や日本のファッションを模した中国製の衣服が流れ込む市場だ。価格差を埋めるだけのカワイイファッションのバリューを打ち出せなかったともいえる。健闘しているのは脱毛のMuse Tokyoぐらいだろうか。同社も日本でCMやポスターに起用するトリンドルではなく、外国人モデルを中心にイメージ戦略を立てている。

その売場の向かいには別の日本企業が出店していたことがある。日本の大手健康・化粧品メーカーのFANCLだ。ファンケルの売り場はいま、韓国系の化粧品メーカーが済州島のナチュラルなイメージを島の風景や花の写真をちりばめて押し出し、手ごろな価格で人気を集める売り場となっている。手ごろな価格と少しひねったイメージ戦略が韓国勢の強みでもある。

そちらの少し歩いたところにはJ Runwayなる日本ファッションを集めたセレクトショップがあり、こだわりの岡山ジーンズからストリート寄りのX-Large X-Girlを取りそろえる。高品質でエッジの効いた製品が並んでいるがこちらも現地の人の目が肥えるのが先か、店がつぶれるのが先かの勝負になりそうな気配だ。



「Japan No.1 〇〇 Brand」と銘打ち進出する日本ブランドだが、ここのところ敗北が続いている。


AKBカフェの撤退。フランフランの撤退。そして今回のローリーズファーム。これはJapanese Kawaiiが、日本のテレビ番組でバカ騒ぎするほど受けてないことを示している。

ドービーゴート駅構内には数か月前の「Japan No1 Brand Orbis」に続いて、またも「Japan No1 Brand 〇〇(すいません、名前忘れました」と銘打った、一面に張り出されたポスターが現れた。


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と勝手に分析してみた。いや実際の消費者の嗜好はよくわからない。でもこれだけ敗北が続くんなら、日経あたりが伝えてほしいんだけどな。ほんと「日本はすごーい!カワイイが世界席巻!」みたいな番組やってる場合じゃないって。