流星の人よ。
 
あなたは私を助けてくれます。
 
けれど、本当はあなたはどこへ行くのですか。
 
気持ちを強くひっぱられながらこのままついて行くと、私たちはどこへ出ますか。
 
それとも、あなたはまたどこかへ消えてしまうのでしょうか。
 
 
私が、人の中に見る素晴らしさは、人の心が奥深い底なし沼になっているところです。
 
その底なし沼をたどっていくと、みんな同じ広い海に出るのでしょうか。
 
それとも、それぞれに永遠の独自の深みを持っているのでしょうか。
 
つながっている人もいるし、閉じている人もいるのでしょうか。
 
どこかでつながって、どこかで閉じているのでしょうか。
 
大きな木の一枚一枚の葉へ、根からすいあげた水を送る枝は、先へ行くほど見えにくくなる。
 
 
私が、人の心の中に、見覚えのある郷愁を見たのは、ずっと前でした。
 
いく人かの人の中に、私と同じ郷愁がありました。
 
共通の経験などなにもない人でも、わずかの時間で、この人はもしやと、思います。
 
   【流星の人×P38】
Hatiko