頭ではこの現実が自分の選んできた全て。
どんなに不満があろうと理不尽だと思おうと。
今、この瞬間の自分の現実が最高の自分。
仕方ないよねと宥めようとしても
"こんなはずじゃない"
"こんなもんじゃない"
そこはかとなく腹の底ではそう思ってる。
その思いがあるうちは
どんなに自分を認めようとも
受け入れようとも諦めようともしても
「今」の自分に対して本当に
そうはできないと思う。
私はそうだった。今でもそう。
だけど、真っ直ぐに見るほかないんだよね。
"こんなはずじゃない"
"こんなもんじゃない"
そう思ってる小さい自分に
今まで生きてきた全てが今の私だよと。
"こんなもんなんだよ"と。
卑下するわけでもなく悲観するのでもなく。
"ごめんね"と伝える。
そうするとうずくまり
"違うもんこんなんじゃないもん"
そう小さく呟いていた小さい私は
すくっと立ち上がり不機嫌そうに
口を尖らせぶずっとした顔を見せた。
"じゃあどうしたい?"
私は顔を背ける小さい私と顔の高さを
合わせそう問いかける。
やっとそんな風にできるようになった。
やっとここまできたよー。