先月のダヴィンチでも紹介されていた薬丸岳さんの「友罪」。
簡単にあらすじを説明すると、ジャーナリストを目指していたがうまく行かず工場で働くことになった主人公は同じ日に入社した不思議な同僚と仲良くなる。しかし同僚の正体は少年院から出てきた連続殺人事件の犯人であった。彼の正体を知ってしまった主人公は彼との友情を守ることができるのか...。
この話には大小関わらず消したくなるような過去を背負った人物が登場します。
彼らから自分の過去、他人の過去とどう向き合っていくかということを考えさせられました。
また、この本ではジャーナリストのあり方についても考えさせられます。
世の中の理不尽と戦うのがジャーナリストだと思っていた主人公。しかし現実のジャーナリストの中には他人の過去を必要以上に掘り返し記事にしようとする者もいた。僕もジャーナリストにはいいイメージを持っていましたが、すべてのジャーナリストが社会をよくするような仕事をしているのではないということを知りました。
他人の不幸は蜜の味とよくいうので難しいところなんですけどね...。
もっと社会にとってプラスになるような仕事をしてほしいものです。
過去の過ちは消すことはできないけれど、それでも前を向くしかないんだということをこの本から学ぶことができました。
