忘れてはいけない事。
6月25日に日付が変わった午前2時30分。
長年放置していた右胸の腫瘍が破裂した事。
自分で救急車を呼んだ事。
悪性である可能性が高いと告げられて、初めて自分の命と本気で向き合った事。
来年の自分の誕生日という未来が見えなくなった事にたまらない不安を感じた事。
「生きたい」という未来と希望を持たせてくれたのは、ダウトというバンドの幸樹さんだった事。
精密検査を1ヶ月以上頑張った事。
生きてまた会いたい人がいることを改めて思い返した事。
仕事という自分の帰る場所を残してくれた会社に心から感謝した事。
母を初めて泣かしてしまった事。
妹の強さが心強い支えになった事。
自分の身体が腐り落ちる姿を目の当たりにし続けた事。
傷がまだ閉じていない事。
現在も経過観察中の身だという事。
「普通に生きる」という事がすごいことだということを忘れてはいけない事。
毎日を愛おしく生きることができるようになったのは、この一件があったからという事。
2012年の6月を忘れてはいけない。
2013年の6月の誕生日を無事に迎えられた時の感激はひとしおだろう。
その感激も忘れてはいけない事。
生きてる事に感謝。
生かしてくれる存在全てに感謝。
私はあなたに生かされている。
みんなありがとう。


