今回の旅の目的地はカシュガルだ。
とてつもない広さ、それこそ普段金のない俺が閉じこもっている北海道のン倍大きな広さを誇る中国の西の果て。
東京から名古屋までの移動時間を「だいたい札幌から函館ぐらいじゃね」と考えることはできるけど、そんなたとえの通じない広い国、中国。その端っこにはなにがあるのだろう?
純粋な好奇心が俺を刺激する。
そういえば小学生の頃、地図帳をひたすら読み漁り、巻末の「世界の都市」的なページで、ウルムチの写真を見たときから、この旅は始まっていたのかもしれない。なにに驚いたかというと、こんな砂漠に近いところに、大都会があるということだ。
その時から、俺のウイグルへの好奇心はぽつぽつと沸き始めた.
近年になって、いろいろ調べた。
どうやらこの土地は、ただの砂漠ではなく、古くからあるイスラムの文化と、それを無視するかのように押し寄せる漢族が衝突するマッドな場所であることを知った。

なによりも、上海から列車を乗り継げば、そこは見たこともないような景色が続く土地にいける。・・・とてつもないロマンだ。
中国とか台湾だと、どうも情報がバンバンはいってくるだけでイメージできるけど、イスラム圏となるとあまりに馴染みがなさ過ぎて、パッとイメージができない。
そんな多様な文化が、ひとつの国で楽しめるなんて中国はまったくすごい国だ。
もっとも、たくさんの文化・民族が共産党政府による抑圧に耐えているのを忘れてはならない。
思うこともたくさんある。だけどきっと素晴らしい音楽や風景が、待っているのだろう。

