彼はめちゃくちゃ好き嫌いが激しい。

食べてみて「嫌い」と判断するならまだ許せるけど、食べもせずに「要らない」とか、すごく多い。

今日はお豆腐が余ったから暇つぶしを兼ねて豆腐ドーナツを作った。

豆腐ドーナツはもちもちで私はおいしいと思うけど、彼は食べるどころか、見もせずに「あーそれは要らない」と言い放った。

別に彼に食べさせようと思って作った訳じゃないけど、基本的に食べてから言えって思う。

豆腐ドーナツに限らず、彼は食べたことがないもので、彼にとって「得体の知れない食べ物」は絶対に食べない。

でも何故かお店や旅館で出てきたものは何でも食べてる。得体の知れないものも「なんだこれ?」とか言いながら食べて、「わ!これ美味しい!」とかなってる。

なのに私が作る得体の知れないものが食べられないってどーゆーこと?

よっぽど私のことが信じられないんだろうなぁ…



むかつくわ!




そんな私にも食わず嫌いなものがひとつだけある。

岐阜の東濃地方で食べられてる「へぼ」と言う食べ物。お土産屋さんとかに瓶詰めで売られている蜂の幼虫。

その昔、東濃地方の人たちはとても貧しくて、タンパク質を虫でしか摂ることができなかったらしい。その名残で今でもイナゴやへぼを食べるらしい。

母が東濃出身と言うこともあって、私にとってイナゴの佃煮は小魚の佃煮と同じレベルでただの佃煮。イナゴは普通に食べられる。けど蜂の幼虫はちょっと無理。だってモロ幼虫なんだもん…


でも別に虫食べろって言ってる訳じゃないんだから、彼には食わず嫌いをもうちょっとなんとかして欲しいと思う。
彼、昨日から人間ドッグに入ってる。

今から大腸検査らしい。

2リットルの下剤がまずくて飲めないと泣き言の電話を掛けて来た。

これから出るうんちを看護士さんに見せないといけないらしい。

でも、彼は気付いてないみたいだけど、このあと待ってるのは内視鏡のはず。

想像するだけで屈辱的!

プライドの高い彼がどんな顔してお尻に内視鏡を入れられるのか…

想像してクスクスってなる。

とりあえず何も病気が見つかりませんよーに…。