彼は可愛いものがやたら好きみたいで、

可愛いぬいぐるみによく反応する。

目がくりくりしたあざらしとか、

ワンコとか、

カエルちゃんとか、

雪だるまとか。

仕事帰りに可愛いぬいぐるみを見つけては写メを送って来て、

「ほしい?」

と聞いて来る。

一緒に歩いてる時に見つけた時も、

「ほしい?」

と聞く。

私は即答する。

「要らない。」

可愛くない私。

彼はメールの返事が遅い。

別にいいけど、

でも、

おやすみメールはもう少し早く返して欲しい。

いつも私が送った後、

眠りに堕ちかけたところに返事が来る。

はっきり言って、

迷惑!

最近は寝る少し前におやすみメールを送る。

私って賢い!
うちの彼はとても暑がり。

ちょっとでも暑いと不機嫌になって、「暑い。」しか言わなくなる。

土曜日はデートだったけど雨だったからネットカフェで半日くらい過ごした。

ペアシートに落ち着いたのはいいけど、

暖房が効きすぎてて暑い。

案の定彼は「暑い。」を連発し始め、口を聞かなくなった。

こうなるとどーしようもないから、「少年アシベ」を読みながら、そのうちに寝てしまった。

しばらくして起きてみると、彼は黙々とネットをしてた。

寝ぼけた目で彼の向こうを見やると、

ドア全開…!

えー!

たぶん暑くて我慢ができないから、風通し良くしようとのことだと思うけど、通り過ぎる人はみんなチラ見して行く。

こんな視線に晒されてるところで私は口開けて眠ってたのか…(-_-;)

やっぱりおっさんになると人の目とか気にしなくなるみたいで、

彼は全く気にせずにひたすらネットを続けていた。

私は目覚ましのコーヒーを取って戻って来たときにさりげなくドアを閉め、

残りの約二時間、メニューをうちわ代わりにしてずっと彼を仰いであげた。

彼はそのうちに私のひざに頭を載せ気持ち良さそうに眠りにおちた。

さっきまでうざいおっさんにしか見えなかった彼が、

とても可愛く見えた。

でもずっとメニューで仰いでたから腕が疲れた。

足も痺れた。