Third Form履修教科とGCSE説明会 予習&事前個別面談でやっと仕組みが分かりました!

GCSE 教科[追加

 

上記の記事の続きです。

 

* 情報に関しましては、息子の学校の状況・情報であること、数あるパブリックスクールのたった1校のケーススタディ(a case study)に過ぎない情報として、あくまでご参考までにお受け取りいただくようにお願いします。

     情報の利用に関して責任は負いかねますので、各校の正確な情報は、当該学校に直接お問い合わせください。

 

 

ではさっそく、

GCSEから大学受験までの道のりを、以下のような順を追ってお伝えしていきます。

 

1. GCSEの履修教科選択~GCSE統一テスト

2. GCSE統一テスト~A-level履修教科選択

3. GCSEとA-levelの成績&統一テストの結果~大学入試と合否

 

 

1.  GCSEの履修教科~GCSE統一テストに関すること

 

GCSEとは。。。

Fourth FormとFifth Form(日本の中学2年生9月~高校1年生7月)の2年間のカリキュラム。

のこと。

 

この学校のGCSEカリキュラムでは、必須と選択合計で10~12教科の授業を履修します。

(多くの生徒は11教科を選択し、合わなければ、学期の終わりに途中でやめることもできるそうです。)

 

とはいっても、注意すべきはこの2年間の成績と統一テストの結果が、大学入試選考に大きく影響するということです。

 

 

どういうことかのご説明の前に、まずは学年ごとの大まかな流れをご紹介したほうがご理解いただけそうですので、整理します。

 

Third Form: 

11月にGCSE選択に関する保護者&生徒向け説明会が開催されたり、

個々の授業でも先生からご説明が始まります。

この学校では3月上旬に教科選択決定です。

 

Fourth Form:

GCSEスタート。 

気持ち的にまだ余裕があるようで、部活も勉強も満喫。

各教科の課外旅行も数々実施予定。

   例)Classics・・・イタリア旅行 ローマ、ポンペイなど遺跡巡り

      Geography・・・地質調査旅行   など

 

Fifth Form: 

11月後半から12月にA-levelの教科選択に関する説明会や個人面談が行われ、

12月中に教科選択決定。

翌年5月~6月にかけてGCSE統一本試験実施

(2022年の試験は、5月16日スタート 6月28日終了。結果発表8月25日)

 

 

この日程からもお判りの通り、A-levelの教科選択決定後にGCSE統一テストがあります。

しかも、大学の書類選抜にこのGCSEの試験結果が大きく影響するというから、気がかりなところ!

そのあたりを次回以降お伝えしていきます。

 

 

GCSEの結果について、

 

すべて高得点でなくてもいい。

すべてにおいて平均点より、4~5教科、とても強みになる教科がある方がいい。

 

とHeadが教えてくださいました。

 

とりあえず、GCSEの結果を大学入試に有利にするためにも、自分がどの教科のテスト傾向に強いのかは、Fourth Formが始まったら意識的に授業の課題やテストで自分なりに分析しておくといいでしょう。自分から先生に追加の課題をもらって取り組むとか、その時の履修内容についてGCSE試験の過去問題集や練習問題集を取り組んでおいたりすると、どの教科で勝負するか、おのずと見えてくるのではないでしょうか。

 

ちなみに、イギリスパブリックスクール中学受験の経験からも、過去問題集はmustです。

解き方にも、解答方法にもパターンがあるからです。

英語にも数学にもルールがあります。

逆にそのルールに沿って表現すれば、部分点は大いに期待できます。

 

数学の採点方法は本当に共感します。

最後の解答(数字)は、10点満点 でも 15点満点でも 1点か2点。

なぜか。。。

問われているのは思考力。表現力。

人は計算間違いするものだ。

だから、計算機でできるものは、計算機を正しく使えるかどうかの点数。

 

答えを導くまでに巡らした思考、「思考力」、「資料の活用能力」、

その思考の道筋を伝える方法、「表現力」

を、どの程度身に付けているのか示す必要がある。

そこを問われている。この意識の有無だけでも学習の矛先が変わってきます。

ご参考になれば、この上なく嬉しいです。

 

では次回に続きま~す

 

少し先になるかもしれません。