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KandaLeo Presents「ROAD TO COMPOSER」

KandaLeo Presents「ROAD TO COMPOSER」

先日、伊東歌詞太郎のライブに行ってきた

伊東歌詞太郎はニコニコ動画の「歌ってみた」から世に出た人気ボーカリストであり
今や有名人である

そして彼は僕の大学の後輩でもある

彼は僕より年齢が2つ下で
同じ音楽サークルで出逢った

自宅が近かったこともあってよく遊んだりもした
彼が「伊東歌詞太郎」を名乗る前からのつながりだ

そんな彼のワンマンライブが恵比寿リキッドルームで行われた
かなり多い収容人数の大きなハコである

僕はその記念すべき光景をこの目でしかと見てきた
最後列にいた僕の目の前には
彼の歌を聴きに集まった1000人以上のお客さんであふれかえっていた

僕はとてもうれしかった

ずっと顔から笑みがこぼれていたと思う
おかしな言い方かもしれないが「親が子を見る」ような感覚で観ていた

そこで僕はふと
「この1000人以上のお客さんはみんなどこからやってきたんだろう?」と思った

きっと全国各地から集まってきたんだろう
なにせニコ動はいまや大規模のメディアである
全国各地からファンが集まってきても全然おかしくない

さらに僕はこう思った

「なんで伊東歌詞太郎はこんなにお客さんを集めることができたのだろう??」

もちろん彼の持つ才能の力は大きいと思う
しかしそれだけでは説明のつかない何かがあるような気がした

彼の音楽活動を思いだしてみると、答えは割とすぐに出た
彼は「信用」を集め続けたのだ

「今日、溝の口駅前でストリートライブやります!」と言ったら必ず実行し
「今日、ニコ動で新しい投稿します!」といえばやっていたのだ

そして実際にそれが宣言通り実行されると
それがお客さん(歌詞太郎ファン)に対して「約束を果たした」ことになるのだ

彼はそれを実直にこなしてきた
ただそれだけのシンプルなことの積み重ねなのだ

そういったひとつひとつが実行されるたびに
「世の中の信用を得る」ことになり

そして「そんな彼だったらライブをサポートしても大丈夫だろう」
とスポンサーが現れ、ワンマンライブの実現となったのだ

彼は恵比寿リキッドルームでワンマンライブを成功させた
これがまた新たに「信用を得る」ことになった

「恵比寿リキッドルームを満員にしてライブを無事に終了させることのできた彼なのだから、今度はもうちょっと大きな場所でやっても大丈夫かもしれない」

そう周囲に思わせることに成功することになった
彼のワンマンライブの成功とはそういう意味を持っている

ホントは彼はもっと大きな会場でライブをしたいと思っていると思う
そして実際にそれをやり遂げられる能力を彼は持っていると思う

しかし今はまだできない

なぜか?

それにはまだもうちょっと信用を集めることが必要なのだ

どんなに才能のある人間でも一夜にして成功することがあり得ない理由はここにあるんだと思う「信用を集めるには時間がかかる」のだから

一朝一夕で他人の信用は得られるもんじゃない
そりゃどうしたって時間がかかる

そういったことから「夢を叶える」ということは「信用を集めていく」
こととほぼイコ-ルなんじゃないかと思う

そして、それこそが人間社会の基本だと思う

仕事の話でよく「お金が発生しているんだから仕事を頑張んなきゃいけない」
という言い回しのされ方をするが僕はこの考え方があまり好きではない

むしろ嫌いな考え方だ
順序が違うと思うからだ

どこの馬の骨かもわからない自分という人間を「信用」して「仕事を任せてくれた」のだから
一生懸命仕事をしなくてはいけないのである。

これが一番最初に来るべき発想

んで、お金はその後からついてくるもんだと思う
「お金が発生しているから…」という言い回しだとまるで最初にお金ありきみたいになっているのが気に入らない「お前が心を震わせ信じているのは金額だけかい!」と言いたくなる

自分を「信用」してくれたのだから
こちらもその信用に対して「報いる」ことがワンセットで完成して完結する

そうやって世の中は動いているんだと思う

だから何か夢があって
それを叶えたいのならば

どうしたらその想いを「信用」として積み重ねていけるのかを考えれば
意外と叶っちゃうのかもしれないですよ