2020年から、微力ながら仕事繋がりで児童養護施設で暮らす子供たちへの支援の機会をいただいております。


そのご縁で「大きな家」という斎藤工さんプロデュースのドキュメンタリー映画を鑑賞しました🎬


舞台になっている児童養護施設は戦争孤児を支援するために設立されましたが、現在は様々な事情で親と一緒に生活のできない子供達が100人ほど暮らしています。


どの子供たちも、お母さんが会いに来てくれる事を待っているそうです。


子供は、特定の大人から愛されて育つ事が必要なんです。


さらに18歳になるとひとりで施設を出て自立しなくてはならず、とても厳しい現実が待っています。


進学したり社会人としてしっかり生活できる人もいれば働く事ができずに生活保護受給者になる人も。


親からの愛を諦めた子供は自立ができると聞きました。


映画は、子供たちの日常を淡々と映しているのですが、そのひとりひとりのこれからの人生の事を考えると、胸が痛くて痛くて、苦しい気持ちになります。


私は不妊治療を経て母親になる事を諦めた経験があります。

不妊治療クリニック、いつも大混雑で何時間も待たされました。

妊娠を望んでも叶わない人もいれば、育てられずに手放す人もいる。

治療中は、養子縁組の条件がもう少し緩和されたら愛情を受けて育つ子供が増えるのに…と、大混雑の待ち合いスペースで考えていたものです。


全ての子供が「愛されている」と実感しながら成長できる世の中になるために、私にできる事は何だろう??

まずは、関心を持つ人を増やす事からだと思い、今日のブログにさせていただきました。