皆さまこんばんは
このギア比、巻上長がポイントですね 因みにシマノではローギアの事を「PG(パワーギア)」と称する様です
因みに、一口に「ローギア」といってもメーカーやモデルによってギア比も巻上長も実はまちまち…
一般的に、ギア比の値が5台、巻上長にしてハンドル一回転あたり49〜60cm未満のリールが「ローギア」と定義出来るかと思います
さて、そんなローギアリールですが、私が必要と思う理由については以下の2点です。
【1点目】 ルアーに対して一定のラインテンションをかけ続け易い。
【2点目】 ラインテンションをかけながら巻いてもラインを適度に弛ませる事が出来る。
以上の2点です。 (一般的に言われている「ハイギアよりも巻き感が軽く、自然とゆっくり巻ける」とか、「引き抵抗の大きいルアーでも快適に使える」といった理由は言わずもがなですので割愛します笑)
まず1点目の、 「ルアーに対して一定のラインテンションをかけ続け易い」についてです。
一般的に、ローギアリールは特に必要無い、とされる主な理由はとして、「ハイギアでもゆっくり巻けばローギアリールの速度で巻ける」という理由があると思います ハイギアにはルアーの動きの変化を鋭敏に感じ取れるメリットが有りますし、ゆっくり巻けば、確かに巻取速度自体は合わせることが出来ます。
ですが、ハイギアでゆっくり巻いた時、ルアーに対するラインテンションを一定にかけ続けることは思いのほか難しいです
巻取り速度は合っていても、微妙にラインテンションがかかったり、抜けたり…を繰り返しながら引くと、どうしてもルアーの動きはギクシャクしたものになりがち…。 (上手い方はこれをテクニックで克服していると思いますが)
ローギアリールは常に一定のリズムで巻き続け、一定のラインテンションを自然にかけ続けた上でゆっくりと引けるため、ルアーの動きを引き出すことが出来ると思います
次に2点目の、 「ラインテンションをかけながら巻いてもラインを適度に弛ませる事が出来る。」についてです。
これについては正直、言葉で説明するのが非常に難しい…笑
一度ローギアリールを試された方は何となくイメージ出来るかもしれませんが、イメージとしてはロッドを中段よりも上に構えてリーリングし続けているのに、ロッドからのラインに適度な弛みが出つつ、ルアーはしっかりと引けている状態を作り出し易い、というものです。 (余計に分かりにくいですかね…笑)
今回は久々にタックルについて、私が個人的に思うところを書いてみたいと思います。
いよいよ秋本番…つまり巻物の季節
ということでお題は、
「ローギアリールの必要性」
についてです
前提として、私はローギアリールを必要だと思うタイプです
理由は後述します
まず本題に入る前に、まずは私が現在所有しているローギアリールはこちら
スペックは以下の通り
【概要】
- 自重:210g
- ギヤ比:5.5:1
- ベアリング数(本体/ローラー):5/1
- ドラグ力:(最大)53.9N/5.5kg
- 糸巻量:ナイロン14号-145m、16号-120m
- 巻上長(ハンドル1回転あたり):59cm
- スプール寸法:径34mm/幅25mm
- ハンドル長さ:42mm
この状態をキープしながらルアーを巻くと、手元に伝わる感触以上にルアー本体は良く動く現象が出ます
ラインテンションをかけているのにルアーの動きの自由度が高く、あくまで私個人の感覚と前置きした上で、“釣れそう”な引き感が味わえるんです
因みにハードルアーだけじゃなく、テキサスリグのマキマキやシックルシャッドのボディショットリグを使う場合などにおいても、ローギアリールはオススメですよ
以上、何とも感覚的で分かり難い投稿となってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました笑
確かに、少ない本数のロッドでラン&ガンする場合などはハイギアの方が便利なシチュエーションが多いことは事実です
ただ、ご興味のある方は一度ローギアの世界も体感してみて下さいね
オールマイティさには欠けますが、ローギアにしか味わえない世界は確かにあると思いますので
それでは失礼致します