先日からのミゾレもあがり、しらじらと明ける東の空から一羽の白く、羽がまるで天使の様に延びている大鳥が翔びたった。依然からの、単なる思い付きでもない、伝票決済のための手続きに、朝、直ぐにでも車で立ち寄ればと、通じる限りの理念を交わせ、私は、エレベーターを降りた。ニュースになった銀座での捕物帖にはしたくないので、実る筈だとの確信で生まれたあいだに夜明の陽光が、光り伸びるのである。