木村拓哉さんが苦手だった。
「ロンバケ」も「HERO」も「ビューティフルライフ」も、「観たら負けだ」くらいの勢いで観なかった。
たまに「スマスマ」を観ると「俺って面白いでしょ」「俺って何やっても上手いでしょ」感を、勝手に受け取って、うわ~、と思っていた。
ところが、
「マスカレードホテル」 これは面白かった。
「マスカレードナイト」に至っては、劇場に観に行ってしまった。
なんと言ってもこの作品、面白さと同時にキムタクがカッコいい。
そして今、放送している「未来への10カウント」
キムタクはカッコよさを残しつつ、しばしば、おっさん扱いを受ける。
天下の木村拓哉が名も無いゴロツキ役の若者に、「なんだこのおっさん?」とか言われている。
ストーリーも昭和感のあるベタな展開で、ドクターXや相棒なんかの視聴者層も抵抗なく観れそう。
僕も「抜群に面白い!」とは思わないが、毎週木曜日を楽しみにしてしまう。
「視聴率が良くない」とか、「キムタクはなにやってもキムタク」とかいう意見があるが、いいじゃないか。
なんか自分の変化が一番びっくりだ。
これが、おっさんになるということか。