この記事は、2014年に僕が初めてパンクに遭遇したときにやらかしてしまった、恥ずかしい出来事をお話しします。
前回までのあらすじ
ロードバイクに乗り始めて初めてのパンクに出会い、初めてのチューブ交換を経験。
すったもんだの末、どうにかチューブ交換も終わり、準備万端で出発した後日。
意気揚々と出かけたのもつかの間、度重なるパンクの嵐で予備チューブを使い果たしてしまい、帰る手段を閉ざされた瞬間!
スローモーションのようにその場に崩れ落ちるように尻もちをついて、しばらく動こうとしなかった・・・
そうだ、携帯ポンプがあった!
途方に暮れている僕の目に入ってきたのは携帯用の空気入れ。
行けるかも!
そんな希望が湧いてきました。
度重なるパンクだったんですが、じつはみんなスローパンクで、少しずつ空気が抜けていく、いやらしいタイプのパンクだったんです(笑)
空気が減ったら入れて、また減ったら入れて、面倒だけど、だましながらなんとか家まで帰れる!
こう思った僕はさっそく携帯ポンプを空気が抜けたチューブに挿してシュポシュポと空気を入れにかかりました。
じつは携帯ポンプを使うのはこれが初めてだったんです。
入れてみた感想は、
- とんでもなく入れづらい!
- しかも、空気が溜まっていく気配がない!
- 手がもたない!
それでも家に帰ることを一心に懸命にシュポシュポしました。
そのときです。
バキッ、と変な音と共に携帯ポンプが外れてしまいました。
再度空気を入れようとシュポシュポしてもシューシューと抜けてる音がしてチューブに入りません!
どうも、携帯ポンプの先っちょの中の部分が、割れたか外れたかで使えなくなってしまったようです。
ダメだ、カミさんに電話しよう・・・
カミさんに連絡するも・・・
帰る手段を断たれて、じっと途方にくれていたのですが、実はこのときそんなに悲壮感があったわけではないんです。
というのも
最後の頼みの綱であるカミさんがいたからなんです!
「最後はカミさんに頼んで車で来てもらえば大丈夫!」
こんな気持ちを常に持ってたんだと思います。
まあ、こんな無様な姿でカミさんに助けられるのはちょっと嫌だったけど、そんなこと言ってられませんからね。
勇気を振り絞ってカミさんに電話をしました(笑)
・・・
・・・
・・・
出ません
・・・
・・・
呼んでるんですけど出ません!
(・・?
あっ 寝てるのか(^_^;)
このとき、朝の6時前くらいだったと思います。
カミさん、休みの前日は、
おそ寝、おそ起き
なんです。
おそい時は10時とかまで寝てます。
しかもスマホの電磁波を気にしてスマホを枕元に置きません。
部屋の中にも起きません。
いつも部屋のドアの外にそっと置いておくんです。
なので、余計出ないんです!
このあと間をあけて何度かTELするも反応なし!
結局、カミさんが起きるまで歩こう・・・
こう決断をしました(笑)
よしっ 歩くか!
後で調べたんですが、現在地から家まで約17kmありました。
これはさすがに長い。
仕方ない、よし歩こう!
買ったばかりで慣れないビンディングシューズは、とても歩きづらく、ふつうよりも時間がかかってしまいました。
まだ新品なのにキズだらけになっちゃうな・・・
なんて最初は気にしてたのに、そんなのもうどうでも良くなってました。
何度も休憩しながら時間をかけて歩きつづけた結果、やっとのことでカミさんが電話に出てくれました。
やっとだよ(*´ω`*)
ちょっとした空き地の端に、木でできたベンチが置いてあったんです。
そこにドカッと座って、足の疲れを癒やしながら電話をしたら出てくれたんです。
8時くらいだったと思います。
( カミさん、思ったより起きるの早かったな・・・ )
ホッとして、力が抜けてく瞬間でした。
よかったあ!
このあとカミさんが来てくれて、大事なロードバイクを車に積んで無事に家まで帰ることができました♪
前回も書きましたが、
このときばかりは
カミさんが神々しくて、うまく見ることができませんでした(^_-)
最後に奇跡が待っていた!
無事家について、今日起きた出来事を1〜10までマシンガンのようにカミさんに話しました。
もう興奮しっぱなしでした!
なかなか体験できることじゃないですから(笑)
そんな興奮もおさまり、冷静さを取り戻したときでした。
あれ?
スマホがありません・・・
すぐ車を確認しましたがありません。
家の外に落ちてないか探しましたがありません。
やばい、どっかに落としたか!?
そんなとき、不意に思い出しました!
カミさんに電話がつながったとき、座っていたあのベンチにスマホを置いたのを・・・
もう、すぐに車で現地に向かいました。
しかしベンチスマホはありませんでした(T_T)
空き地をくまなく探すも見つかりませんでした。
たしかにこのベンチに置いた記憶があるのに・・・
不安をつのらせながら一旦家に帰り、カミさんに話しました。
そこでカミさんがポツンと
「電話してみれば?」
・・・
・・・
そうだ電話だ ☆ミ
まず電話してみよう。
さっそく、自分のスマホに電話をかけてみました。
すると、すぐにつながりました。
「はい、〇〇警察署です」
え、警察!
僕の体に緊張が走り、嫌な予感がしました。
しどろもどろでしゃべる僕に警察の人が、
- こちらにかけたスマホはあなたのスマホですか?
- メーカーと機種名を言ってください。
- どこで落としましたか?
こんな感じで質問攻めにあいながらも、僕のスマホだということがわかってくれたみたいでした。
そして僕のスマホが警察に来るまでの経緯を話してくれました。
あのベンチに置いてあったのは確かだそうで、
誰かが、
たまたまベンチに置いてあったスマホを見つけて拾得物として警察に届けてくれたんです(>ω<)
しかも、その人はロードバイクに乗って持ってきてくれたんだそうです(>ω<)
なんと! ロードバイクに乗ってる人がスマホを届けてくれたんです(>ω<)
あの空き地でたまたま休憩をしたときに、たまたまスマホを発見して、わざわざ警察まで届けてくれたんです。
これを聞いた時、感無量でグッと来るものがありました!
「親切に拾ってくださりありがとうございました。」
こう、何回も心のなかで感謝しました。
この後警察で、拾ってくれた方の連絡先をおしえてもらい、すぐにお礼の電話をしたんです。
とっても気さくな感じの男性でした。うれしくてしつこいくらいお礼を言ってしまいました。
本当にスマホを見つけて届けてくれてありがとうございました。
終わり良ければすべて良し
本当にそのとおりだとつくづく感じました。
最後に、連続でパンクした原因です。
じつは、チューブ交換のときにやらかしていたんです!
チューブ交換をしてタイヤをはめるとき、最後の固くてはめづらい15cmくらいの部分をタイヤレバーではめていたのが原因でした。
タイヤレバーでチューブに傷をつけてしまっていたんです!
終わりのない、負のループってやつです(>ω<)
これに気づくまでかなり時間がかかりましたよ(^_^;)
チューブ交換などでタイヤをはめるときは、もう絶対にタイヤレバーを使わないと神に誓いました(笑)
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