![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141105/22/road-to-paddyfield/bf/fc/j/o0300030013120526973.jpg?caw=800)
今から遡ること40年近くも前、弱小と言われていた日本ビクターのビデオ事業部長が、事業部の未来を切り開くためにVHS規格の家庭用ビデオデッキを開発するまでを描いた実話を基にした映画だ。西田敏行扮する主人公・加賀谷は、赤字部署で会社のお荷物になっていたビデオ事業部にあって、「20%のリストラをしろ」と経営陣から命が下るなか、またソニーがベータ規格で先行するという逆境にあって、事業を縮小するのではなく新たな開発をすることで事業を黒字化することを選ぶ。
人情話のようにリストラ(首切りの意味での)は悪いなどと言うつもりはないですが、組織が硬直化したとき、こういう決断、行動をできる人がいないと再び活性化するのは難しいのだとしみじみ思いました。このとき、ビクターがVHS開発を諦めてベータ陣営に加わっていたら、今の日本の電機業界は世界でもっと弱い勢力だったかもしれません。同時にまた、今の日本の電機業界に足りないのはこうしたイノベーティブな姿勢であるとも少なからず思います。
論文の発表まで10日を切りました。受かっているか激しく不明ですが、こういう勇気あるイノベーターの行動を会計士という立場で支えられる存在になれれば……と思う次第です。
Android携帯からの投稿