様々な説があるが、一説によればこのまま宇宙が拡張するに従い、エネルギーも分散される。
そして原子もまた、内部の陽子が崩壊を起こし、物質が失われてやがては何もなくなるという。
だが、それは10の40乗年後の遠い話だそうだ。
書き表すと、
10000000000000000000000000000000000000000年後
ってのはさておき本題。
彗星――太陽系の果てからやってきて、太陽に近づくと美しい尾を放つ天体だが、周期性があったりなかったりと様々だ。その正体は様々な物質を内包した岩で、太陽に近づくとその暑さで物質が溶け、尾になるという訳だ。そして溶ける物質によって尾の色は変わる。
花火の炎がナトリウムやカリウムで変わる、ってイメージすると分かりやすいと思う。
周期性がある彗星としては、75年の周期があるハレー彗星が良く知られている。
前回が1986年だから――次回は2061年。このまま世界が平和であれば見られると思う。
ハレー彗星は他の彗星と比べて75年と短く(ここ重要)、周期が定まっていることから、良く世界の古典に登場する。
確実な記録としては秦の始皇帝の時代に始めて記された。
以後の記録だとローマではカエサルの魂、キリスト教のベツレヘムの星(一説)、天の警告・・・。
日本では出現を畏れて年号を変えたり、空気が無くなると噂で騒動になったりなどしている。
さて、彗星はハレー彗星だけなのか? といったらそうではない。
近年に観測された大彗星としてマックノート彗星がある。だが、ハレー彗星と違い、また見れるのかは不明なんだそうだ。もし現れたとしても遠い未来の話になる。
《http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E5%BD%97%E6%98%9F_(C/2006_P1)》
どれほど遠い未来なのか?
この彗星以前に現れた2つの彗星を例に出すと、
・ヘール・ボップ彗星―1996年に接近。再び見れるのは西暦4531年。
《http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%97%E5%BD%97%E6%98%9F》
・百武彗星―1996年に接近。再び見れるのは西暦115778年。
《http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E6%AD%A6%E5%BD%97%E6%98%9F_(C/1996_B2)》
まぁ4531年・・・2500年後なら可能性はある・・・のか?
それはともかく、115778年ってどういうことだ。
なんかもう、11万年あったら文明が滅んでるところが、人類が別の何かに進化してそうじゃないか!
アクエ○オンもびっくりである。
彗星って、遠い宇宙からのロマンスやな・・・。