アンコールについて思うこと! | るんどどど

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遠藤瑠香さんとMia REGINAさんとスフィアさんが好き。
ライブや舞台など推し事感想文とかをたまに書きます。

※一番読ん でいただきたい記事なので、更新履歴の上位に表示されるよう投稿日を変更しています。

この記事を書いた目的は読んでくれたくれた方が一人でもアンコールに対するモチベーションを上げてくれたら嬉しいということに尽きます。

ライブマナー云々とかファンとしての心構えはこうあるべきという話ではありません。
「~しなければならない」「これが正しい」「それは間違っている」という話でもありません。

この記事ではライブのアンコールについて私が思っていることを書きます。
まずアンコールとは何か
アンコール [3] 【encore】( 名 ) スル 〔もう一度の意〕
①音楽会で予定の演奏を終了したあと,客が演奏者に拍手や掛け声で追加の演奏を望むこと。また,その追加の演奏。 「 -に応える」
②再上演。再放送。再上映。 「 --アワー」 〔フランス語の「アンコール」が英語で新しい意味と なり,それが日本語の中に入った語〕
引用元 Weblio辞書 三省堂 大辞林

ややこしいのでこの記事では”拍手や掛け声で追加の演奏を望むこと”アンコール”追加の演奏”追加演目と表記することにします。


私は声優やアニソン系のライブしかほどんど参加しませんが、どこのライブに行っても本公演が終わった後に帰るわけでもなくおしゃべりをしたりケイタイを弄っている方々を見かけていつもほんのり残念な気持ちになります。
(追記:興奮を共感したくて夢中で話しているのはむしろ見ていて気持ち良いです)

アンコールはもっと曲をを聴きたい人が追加演目を望んですることなので、「別にどっちでもいいけど金払ってるんだからやるなら聴いてく」とか「さっさと帰りたいけど同伴者がいるので付き合ってる」など追加演目を特に望んでない人はアンコールは行わないのが当然でしょう。

数千~数万規模を収容できる会場でのライブやコンサートでは普通は追加演目も含めて予定されており、どこまでやると決まっているはずです。
特に声優やアニソンシンガーのライブではごく一部のアーティストを除いて、滅多なことでは予定されたセットリストを変更することはありません。

実際のところ別にアンコールなんてしなくても追加演目は聴けるんです。
現在の声優やアニソンシンガーのライブならば、まばらな声援や手拍子だけしか聞こえないような会場でも予定通り追加演目をやるでしょう、誰一人としてアンコールをしなくても追加演目はあるかもしれません。
アーティストは仕事ですからやりたくなくたって追加演目のために出なければならないでしょう。


ここで少し話を変えて仮定の話をします。
人生で初めてライブに参加された方が居たとします。その方はすごくライブが楽しくてもっと曲を聴きたいと思ったとしましょう。
しかし、本公演が終わっても自分の居るブロックの人達は誰もアンコールをせず、ステージに近い前方ブロックの方からしか声援や手拍子が聴こえなかったとしたら、その中で1人でアンコールを行うことができるでしょうか。
私ならきっと出来ません。
またその次のライブに参加した時に率先してアンコールを行えるでしょうか。

また、別なパターンではライブには何度か1人で参加していて、いつもアンコールを行っていた方が初めて同じアーティストを好きなファンと4人で並んで参加した時、自分以外の3人が「アンコールなんてしなくてもどーせやるから大丈夫だよ」と笑って話していたら、いつも通りアンコールできるでしょうか。

追加演目は聴きたいけどアンコールはしない、または出来ないという方が増えていった場合、もしくはアンコールをしない方が多く集まってしまった場合、あなたの大好きなアーティストさんが申しわけ程度にしか聞こえないアンコールに応えて「アンコールありがとうございます」と言ってステージに出て来るような日が来るかもしれません。
そのアーティストはどんな気持ちで歌ったり、演奏するでしょうか。
その様子を想像したらあなたはどう感じますか。

私は背筋が凍る思いがします。
絶対にそんな様子は見たくないです。


ここまで嫌な仮定を並べたててしまったのですが、実際のライブ会場でそんなネガティブなことを考えて嫌々アンコールをしている人なんてなかなか居ないと思います。
アンコールは自分がそのライブやコンサートを楽しんでもっと聴きたいという思いをアーティストに伝えるだけの単純な行為です。
アーティストの声や奏でる音に乗せて色々な想いをもらうライブの中でアンコールの時は観客だけが声や音を出して、アーティスト側が想いを受け取る時間になります。
「アンコール!」と叫ぶのでもアーティスの名前を呼ぶのでもいいし、大きな声が出せなくてもいいし、手拍子だけでもいいし、声が出せない・出したくない事情があるなら、手を振るだけでもいい、どんな形であれそのライブを楽しんだ観客が「もっと聴きたい」という同じ想いを分かち合ってその想いをアーティストに届けて、追加演目を迎えたら、アーティストも、あなたも、同じ想いの観客みんなにとってより素晴らしい公演になると思います。

この記事を読んでいただいた方で、ただなんとなくアンコールはしていないという方がいたら次に参加されるライブやコンサートが楽しくてもっと聴きたいと思ったら、どういう形であれ是非アンコールに参加してみてください。

アンコールをせずに聞いた時と、本当にもっと聴きたくてアンコールを一生懸命して聞いた時では「アンコールありがとう!」という言葉の響きが全く違うものに聞こえるのはずです。




【余談】
ここからは私はいつもこんなこと考えてますという独白、チラシの裏に書く程度のことなのでお暇な方だけお読みください。


私は本当に楽しくて心の底からもっと聴きたいと思ったライブでは全力で声を振り絞ってできる限り大きな声でアンコールを行います。
どうやらライブに参加される方の平均的な音量よりでかくてうるさいようです。
そいうことになるのはまあ大抵スフィア関連のライブやコンサートなんですが、その公演が本当に楽しくて最高だと想ってることを何とかして伝えたくて、「会場からの声援がすごく大きい」「追加演目を待ち望んでいる想いがビシビシ伝わってくる」というようなことをアーティストに感じて貰う方法が他に思いつかないので全力で声を張り上げています。
運良くステージ前方に近い席に座れた日には私の声が直接アーティストの耳に届くチャンスとばかりによりボルテージが高まります。
死ぬほど声を振り絞ったあとに聞いた「アンコールありがと~」という言葉だけで泣きそうになったこともありました。

自分の好きなアーティストが他の方のライブに客として参加した時や、ゲストとして出演した時、フェス形式などのライブに参加した時に比べ、同規模の会場で自分のライブを行った時に「私たちのお客さんはアンコールがすごい!会場の熱気がものすごい!」と感じてくれたらとても嬉しくないでしょうか。

そんなふうに感じてもらうためにはどんなに声がデカイ奴が叫んでも1人じゃ足りないんです。
ですから私は、最高に楽しめたライブではしめた同じアーティストを好きな人達の全力のアンコールを聞かせて欲しいと思っています!

2014-05-07 記