有田焼は本年で創業400周年。
初代酒井田柿右衛門が色絵磁器を完成させて以来、
15代まで伝統を継いでいる。
14代の人間国宝柿右衛門は生前、13代の父との逸話を語った。
若き日の出品した展覧会。
父が自分の作品を見て「あれはダメだ、出すと恥をかくぞ」と
職人に語ったそうだ。
職人は言う「なら止めたらどうですか」と返すと
父は「出させろ」と
作品を世の中に出すということは、自分の生き方を大衆の面前にさらしていくこと。
と父は教えようとしていたのだ。
父は親というより師匠だ。
「師弟という仕組みにはまって初めて人間の生活や文化は生き続いているわけですし
それをいい形で未来に残していければいいですね。と14代は語った。