年末にふと思い、年始に海外の友人たちと電話で話していた時に感じたこと。

 

完璧に条件が整っていないと、整っていても踏み出すのを躊躇する傾向がある私。

「とりあえずやってみよう!」というマインドはあるものの、根深いところにはおふろ場のカビの根っこのように「躊躇する」傾向がしつこく残っています。

完璧でないと、何かを伝えてはいけない。発信してはいけない。

 

躊躇する傾向があるのに関係があるのかもしれない・・・という出来事を年末に思い出していました。

 

私が小学校1年生の時に、クラスに好きな男の子がいました。ヒロシくんです。

ヒロシくんと私は幼稚園が一緒で、お互いのお家でも外でもよく一緒に遊んでいました。

スポーツ万能、頭もよく、みんなに優しいヒロシくんはクラスメートからも先生からも好かれていました。ドラえもんでいう、出来杉くんのような感じの男の子です。

「好き」といっても1年生ですから「仲良しで一緒にいたい」という可愛らしいものです。

 

ある日、私の近所に住むMちゃん姉妹が私に言いました。

「ヒロシくんはあんたみたいなブスなんかが好きになっちゃいけない。千絵ちゃんみたいな美人じゃないとだめなんだよ!!」

千絵ちゃんは、クラス中、学年中が認めていた美人さんでした。千絵ちゃんは私も好きなお友達でした(この後6年間、千絵ちゃんは仲良しグループの一人になります)。

男の子も女の子も関係なく、みんなに親切にしていて普通に好きなひとたちと遊んでいた1年生のさやにとって「あんたみたいなブスなんかが好きになっちゃいけない。」というのは衝撃的な出来事でした。私はM姉妹が住んでいた地域に幼稚園の時に引っ越してきましたが、別の幼稚園に通っていた彼女たちとは小学校で一緒になるまでは遊ぶことも関わりもあまりなかったのです。

 

今となっては、「ブス」と言われることも「〜してはいけない」ということも大きなお世話だとおもいますが、この「◯◯だから〜してはいけない」と、大きくなるにつれて勝手に自分に言い、自分自身を縛ってきたなぁとおもいます。

 

たとえば、こんなことはありませんでしたか?

  • 先にうまれたから下の兄弟の面倒をみないといけない。
  • 後輩だから、先輩に口答えしてはいけない。
  • 先輩だから後輩におごらなくてはいけない。
  • 新入社員だから、我慢をしなくてはいけない。
  • 彼・彼女に気に入られるために、やりたくないことを我慢しないといけない

                             などなど。。。。

 

確かに私は完璧ではないです。完璧だったら「SUPER キラキラキラキラキラキラキラキラな私」としてサックリぴったり当てはまる言葉を選んで、サラサラとブログを書いて更新しているでしょう。

完璧ではない私が、模索しながらここで言葉を綴るのがいいんだ!

「完璧ではないからこそ、やってみる。」

高校、大学、新入社員時代の私に伝えられたらよかったなぁと思うことでした。