ライブも無事終了し、次のライブに向けて歩み出した僕たちのバンドだったが、何とうちの技巧派ベーシストが音楽性の相違により脱退してしまった…。
彼は僕らよりも約10年以上のキャリアがあり、ベースの腕だけではなく、ギターやドラムも僕ら個人以上の実力を持っていた。最初は僕らを見守る保護者的立場でいたのだが、それが徐々に苛立ちになっていき、本当の脱退理由は音楽性ではなく、人間性やテクニック面だったのかもしれないと今さら考えてしまう。
曲についても、彼はハードロックも好きだが、どちらかというヘビーメタルが好みだったらしく、それをやりたい素振りもときどき覗かせていた。しかしメタル系の曲はテンポが早く、テクニック面からもハードロックよりはるかに難しいと思う。ハードロックはアドリブ重視な部分もあり、多少ギターソロを間違えても、スケールさえ合っていれば適当でも何とか凌げるときがある。一方のヘビーメタルは機械的なフレーズで、ほとんどアドリブは通じない。ドラムはツーバスドコドコが基本で、うちのドラマーでは荷が重過ぎる。またボーカルのキーも桁違いに高いので、うちのボーカル(高音が出ない)との相性が悪い。つまりうちでは、究極的にはハードロック以外は今のところ難しい。
しかしギターも練習次第ではテクニックや応用に対応出来るし、ドラムも練習すればツーバスだって何とかなる。ボーカルも訓練で音域は広がる。
メタルに関しては後々はやっていくつもりだったのだが、彼は待ちきれなかったとかもしれない。それに彼はプライドがあったので、小さい箱のライブハウスで、それほど難度が高くないハードロックをするのが我慢ならなかったのだろう。
それにしても今やっと軌道に乗ってきたうちのバンドにとっては、これはかなりの痛手だ。経験者を失っただけでなく、ベースという希有な存在がいなくなったのは本当につらい。ここから起死回生できればいいが、次のライブのことや曲関係で悩まされる前に、新しいメンバーをまた探さなければならないのは時間のロスで、もったいなくてしようがない。
もしこのブログをみてくれて、少しでもうちのバンドに興味がある場合、ぜひメッセージなどをお願いしたい。年齢や性別、テクニックは問わないので、音楽を楽しめるベーシストの方、セッションお待ちしております。