⇨前回


の続きです。


自分の病状を淡々と説明する先生


そして自分の置かれた状況を必死に理解しようとする自分



狭い診察室で、私はとにかく自分の身体にいま起きていること、

そしてこれからやらなければならないこと、

それらをまずは理解しようと

先生の話を一生懸命聞いていた



要するに、形も場所も大きさも良くない私の頭の中のコブ(動脈瘤)は、

なるべく早く取るべきである

ということだけは理解できた



取ると言っても、足にできたウオノメを取るのとは訳が違う、

人体の中枢である頭の中にできたコブを取るのだ



私にとっては正に一大事

昨日まで健康だと思っていた自分の身体が

今日は下手したら命にも関わるような状況にあるのだ



しかしそんな状況であるにも関わらず

私の頭の中を先ずよぎったのは、

幼い娘はこの状況をどう感じるだろう‥

不安で心配するだろうに、どう伝えたら良いのだろう‥ということだった



ただでさえ繊細で優しい娘。

そんな彼女が、母親の身体の不調や手術の話を聞いたら、どういう反応をするのだろう‥

 ただただその時はそれだけが不安で仕方なかった




医師からひととおり病状や治療方針(手術方法)を聞くと、医師にはとりあえず一旦持ち帰らせてもらいたいと返事をし、夫と共にそっと病院をあとにした




⇨続きます