わんちゃんを叱らないで・・・ | トリマーのち獣医ときどきトレーナー Kana の日記

トリマーのち獣医ときどきトレーナー Kana の日記

元トリマーで獣医でトレーナー変わった経歴だと言われるけれど、ペットを愛する人の手助けをしたいと思ったら自然とこうなりました。
念願のペットの為のトータルケアサロンを始め、日々奮闘中♪





こんにちは。
最近、数名の飼主さんからしつけ相談を受けました。
皆さんおっしゃることに共通していたのが、
【叱る】ということ...

叱ると・・・
・身体を痒がるしぐさをする
・よだれが止まらなくなった
・無表情で尻尾を振ってる
・唸った
・噛んだ

これって、どうしてですか?
というご質問を数組のご家庭から頂きましたが、
全て、ストレスサイン(カーミングシグナル)です。

泣く『パパ、ママ なんで怒ってるの?
 意味が分からないよ、落ち着いて・・・怖いよ・・・』


犬の気持ちになって考えるとこんなところでしょう。

最近では、
叩いたり、暴力で叱る方はほとんどいなくなりました。
その代わり、言葉で怒ったり、壁や床を叩いたり・・・

叱られて、怒られて、
その反省が次に生かされてるのであれば、
その叱り方は効果があったのでしょう。

だけど、ほとんどの場合
犬に叱られてる意味が伝わっておらず、
ただただ怖い思いをさせてるだけのことが多いようです。


叱ることがいけないとは思いません。
ただ、、、
その『叱る』という行為の意味が犬に伝わっているかを
もう1度よく考えてみてください。

保護犬の譲渡活動のお手伝いをしているので、
保護犬を迎え入れたばかりのご家庭のご相談もよく受けます。

家に来てしばらくは、
その子の大好きな人になるために、
とにかく、褒める!優しくする!

まずはわんちゃんに家族を好きになってもらう。

大して好きでもない、信頼もしてない相手から怒られたって、
誰でも イラっとするだけですよね。


同じようなご相談が続いたので、
ふと思いついたことを書いてみました。