殺処分ゼロを目指すNPO法人ゴールゼロの
「臨床獣医師が考えるこれからの日本の動物愛護 ボランティアからプロの時代へ」
第5回「プロからプロへ!」~動物看護師、トリマーからのホンネ~(臨床獣医師向け)
に参加しました。
ゲスト講師に動物病院5年勤務後現在川崎市動物愛護センターに勤めるAHTさんと
千葉の動物愛護センターでセンター収容犬のボランティアトリミングをするトリマーさん
そして、ゴールゼロの副理事長の獣医師が講師としてお話されました。
AHTさんは動物病院に勤めた5年間で獣医師への信頼から不安、失望に変わっていったこと。
動物好きのはずが獣医師だけは愛護への思いが薄いことなどを言及されてました。
トリマーさんはひとつの病院、獣医師で症例を抱え込まず、もっと専門医と連携を取るべき、
治せないのに、そのまま治療を続けてる獣医が多いこと、
トリミング中犬と向き合い感じることがあっても獣医は偉いから何も言えない、言いづらいと嘆いていました。
また皮膚治療に関してはトリマーともっと連携を取って欲しいと主張されてました。
獣医師は動物好きがAHT、トリマー、獣医になったはずが、AHT、トリマーだけが初心そのままに仕事を続け、
獣医師はいつしか、動物好きの気持ちを忘れ、仕事として動物と向き合うようになる。
だから、愛護活動に熱心なのはAHTやトリマーだけで、愛護活動の現場に獣医が少ないのではないかと考察されてました。
ペット業界は獣医がいて、AHTがいて、その下にトリマーがいるんだと、
トリマーの地位は低いと演者の方が発言してましたが、
獣医もトリマーも対等な立場だと思います。
当院スタッフは、それぞれ医療、美容のプロフェッショナル。
獣医師は医療について、トリマーは美容について、あとはみんなで協力してやる。
トリマーは1頭の犬と1~2時間向き合います。
これは獣医師にはできないこと。
診察台でチェックはしてるでしょうが、トリマーの方が気づいてることは多い。
反対に、獣医は知識を武器にしてるので、
みんなが獣医療知識を持てば視野が広がる。
単純にそれだけなのかなと思った。
動物愛護のセミナーだったが、
プロが獣医が愛護活動に参加しない理由はやっぱりわからないまま。
答えはないのかな。
今日、保護犬こんたがトライアルのため卒業していきました。
里親募集のチェナも応募が数件あり、明日お見合いします。
私の思い出深い保護犬のモコちゃんがペットホテルに来てます。→
未だに破られることない、当店での一時預かり最長記録のモコちゃん。
今はとっても幸せです。