本院で、ですが…
悪性腫瘍の告知がありました。
病名は リンパ腫。
抗がん剤への反応が比較的良く、治療効果も期待できますが、動物に対する副作用と飼い主の経済的な負担は大変なもの。
ある腫瘍の専門医は、リンパ腫はお金を使った分だけ延命できる…
といったくらい。
悪性腫瘍の告知は、獣医師にとっても辛いもの。
どうやって話すのか、今後の方向性をどう導くのか。
今後の治療や対応方法を決めるのは、飼い主。
でもその判断を左右するのは、獣医師の説明の仕方…
ペットの場合、本人が判断出来ないので、家族の意思で決めるしかない。
告知の日は、まだ永遠に続くだろうと思ってた命にリミットが迫ってることを伝える日。
どう受け止めてくれるかは、ご家族次第。
事実を偽りなく話して、今後の方針を決めてもらう。
その方針に精一杯尽くすのが、主治医の使命。
今は情報が溢れてるのでほとんどの方がインターネットで検索をかけたり、知人に相談したりするでしょう。
私も知り合いの知り合いの犬がガンになったけど、どうにかならないか、何県のいい病院を紹介してくれ!そんな相談をよく受ける。
決まって答えるのが、
もう一度、今の疑問と不安、全てを主治医にぶつけて欲しい…と。
告知の日は、伝えられた事実の衝撃で、ほとんどの方が話の半分以上は、理解されてないことが多い。
だから、何度でも聞いて欲しい。
相談して欲しい。
納得の出る答えが出るまで。
それを再度説明し、相談されることを嫌がる獣医はいない。
説明をするのも、診断した獣医の義務。
主治医であるなら、家族と同じくらい、その子のことを思ってるはず。
今日は、告知の日。
あとは決断を待つ。
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