最近のベンフィカスクールでは完全にメニューを任され、


80分の練習をオーガナイズさせてもらっています。


松本量平オフィシャルブログ「Will」


選手のレベルによって練習内容を変えるということを


僕はよくする傾向があるのですが


今日も16人のクラスをある程度のレベル別に分け、


技術的にまだ追いついていない選手たちは


1対1のドリブルゲームの後、


2対2でたくさんボールが触れるようにミニゲーム。


経験も豊富で技術的にもそこそこの選手たちは


同じく1対1のドリブルゲームの後、6対6の大ゴールゲーム。


この流れでトレーニングを行っていました。


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1対1のドリブルゲームは


今までベンフィカスクールの発想にはなかったものだと


コーディネーターも驚かすことができ、


かなりのお褒めの言葉をもらったのですが


2対2のミニゲーム、6対6の大ゴールゲームが始まった瞬間


メインコーチが僕のところに飛んできました。



内容は "この2対2と6対6という分け方の意図は!?"



僕は "2対2の4人は他の12人と比べてまだ技術的に劣る


もしみんなが同じチームでゲームをすれば

 

  彼らは1回もボールを触れなくて終わってしまう"


そう言って説明したのですが


メインコーチは "お前の言いたいことはよく分かるが


          必ずこの4人の親がこう言ってくるぞ!


          「なんでウチの子は大きいゴールで


           試合させてもらえないんだ!」


こう言われて説明できるか?"


僕は "同じ言い分で説明することはするよ!


僕の考えとしては親のためにやってるのではなく


子どもたちが上手くなるためにやってるから・・・" と。



"そんなこと言ったら血をみることになるぞ(笑)" と言うことで


10分以上その場で議論したのですが


妥協案で2人を2対2の方に移動させ


3対3と5対5の2面の大ゴールマッチを行いました。


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結局、今日はこのおかげ(?)で苦情を浴びることはなかったですが


「ウチの子はなんでGKをする回数が多いんですか?」


との別の質問はありました(笑)



その質問に関しては、説明して納得してもらい円満に終わりましたが


今後、色々任されてやっていく中で親との問題も少なからず


あることでしょう (何せ主張することが日常のラテン気質ですからね)


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それにビビることなく


全ては "子どもたちのために"


それを心からやってれば必ず伝わるはず・・・


その時の自分の持ってるもので誠心誠意やるのみです。