こんにちは、培養士の山岡です。
本日は男性不妊にもかかわってくる精子に関して書こうと思います。
男性から射出される精液は液体の精漿と細胞の精子に分けられます。
精子は細胞のため、遠心分離をさせ集めます。

写真は実際の精子です。
オタマジャクシのような形をしています。


精子は毎日5000万~1億個くらい作られ、一度の射精では数千万~数億個の精子が射精されます。
精子自体の全長は50μm(1㎜の1/20)位の長さしかありません

尻尾を動かして移動し、速さは分速で2mm程度の速度で泳いでいます。
卵子と受精するときには動きに変化があり、しっぽをさらに激しく動かす運動に変化します。

頭の部分には遺伝子と酵素が含まれています。
酵素は精子が卵子に受精するときに放出され、精子の卵子への侵入を手助けします。
精子の遺伝子は受精すると卵子にわたされます。

ちなみに2010年にWHOから発表された精液所見の下限基準値は
精液量  1,5ml以上
精子濃度 1500万/ml
運動率  40%以上   
正常形態 4%以上  となっています。




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