私の想いは
十分だけれど
届けられるのは
ほんの少しよ

最大限の愛なんて
簡単に捨てられて
しまう

誰かの大きな愛に
連れ去られた
あなたと
寄り添いたかった

こっちを見ないでと
意地を張れば尚更
独りぼっちよ私

わがままを
ばらまくだけの
残りものに
しないで

誰かの声が
聞こえるまで
暗い夜道を
彷徨うのは私
愛されるあの子は
随分と幸せそう

あなたに惹かれ
あなたに満ちて
赴くままに
あなたに墜ちる

私にも演らせて
欲望が孤独に
変わる前に
あなたが
誰かを
好きならば

私の心は
こんなにも
窮屈で

もうあなたしか
入らないまま
閉じこもった

私を見てくれない
あなたを見つめて

それでも私に
気付いて
くれないの?