義母嫌いは、なぜなのか?【前編】


― 自己理解の視点から ―


わたしは義母が苦手だ。


そもそも、最初から嫌いだったわけではない。

遠方にいる頃は、特に強い感情もなかったと思う。


大人なので、それなりに関係を保つことはできるし、

年長者への対応も普通にやってきたつもりだ。


ただ、とある出来事をきっかけに、

「距離を置こう」と決めた。


ここまでは、よくある話だと思う。


でも最近ふと考える。


あの出来事が原因だったのか。

それとも、もともと義母という存在そのものが苦手だったのか。


ここで少し立ち止まる。


「義母が嫌い」という感情は、

本当に“その人個人”に向いているのか。

それとも、“義母という役割”に対してなのか。


血のつながりはないのに家族として扱われ、

距離を取りづらいのに価値観は違う。


気づかないうちに、

「嫁としてこうあるべき」という前提も乗ってくる。


最初から、少し無理のある関係性なのかもしれない。


もしこの人が義母ではなく、ただの他人だったら。

ここまで関わり続けていただろうか。


逆に、義母だからこそ、

無理をしてでも関係を続けようとしていたのではないか。


もう一つ気になるのは、

「義母だから仕方ない」と、自分に言い聞かせていなかったか、という点だ。


まだ答えは出ていない。


ただ、「相手の性格」で片付けるには、

少し雑な気がしている。


中編では、もう少し自分側の視点から見てみたい。