こんばんは、小生です。小生の冬休みシリーズ第4弾です。前回の記事を読んでいない方はこちらから
さて、前回の記事の続きですが、2級学科合格後すぐに1級の学科を予約しに行きました。
なんと2級も1級も技能試験はほぼ同じ内容だと言う事で、1級にランクアップするにあたって技能は別で受ける必要が無いようです!
なお、小生は2月28日に技能を控えているので、それまでに学科を終わらせてしまえば日程の延長無くワンランク上の免許を取ることができる!のです!
ちなみにこのとき2月6日。
技能まで20日以上あるし、今月は免許を取りに行く小生に気を使って店長が休み多めでシフト組んで下さったので、どっかしら空いてるだろうとタカをくくっておりましたが、休みと予約状況の折り合いが付かず、どうしても予約が取れませんでしたので、とりあえず教材
を受け取っておめおめと帰宅しました…
が、そこは小生の人望がなせる技!
職場のエースアルバイターに休みを代わってもらい無事に20日と26日に予約を入れることができました!
そう。この時はまだ知らなかった…
この決断が後に悲劇を生むことを…
そしてその日は訪れた…
春眠暁を覚えず…
されどまだ間に合う時間に目覚める…
しかし首都高速はやや渋滞気味…
そして焦りからか道を間違える…
学科は9:00から…
現在8:50…
遅刻の連絡をするため止むを得ず高速を降りる…
場所は錦糸町…
路肩に愛車・GSX-R750を停車させ、シンプソンのグローブとヘルメットを外し…
右ポケットのチャックを開け…
iPhone8plus取り出す…
そして教習所の東京ハーバーさんに電話をする…
すると、20分までなら法定教習時間に足りるから大丈夫だとの返答…
助かった…
しかし現在8:55…
錦糸町から芝浦まで、渋滞状況次第では万が一ということもある…
かと言って飛ばすわけにもいかない…
速やかにiPhone8plusを右ポケットに放り込み…
シンプソンのグローブとヘルメットを装着し…
愛車・GSX-R750に跨り…
アクセルを開け…クラッチを繋ぐ…
最高出力150PS最高速度300km/hに届こうかという高性能エンジンは何もない直線道路ならば錦糸町芝浦間など3分とかからないだろう…
しかし高速道路に戻ると案の定渋滞…
半クラッチとリアブレーキを駆使しつつ、なるべく効率的に前進できる車線を選択する…
しかし、それをしたいのは車とて同じこと…
渋滞に視野を奪われた車が、小生の直前に割って入る…
そして…
かろうじて回避できたんですけどねー。
ポケットから何か落ちたんですよ。
右ポケットからねー。
なんだろうかー…って冷静に思い出したらもう、悲しくなりましたよ。
あゝ、iPhoneが落ちたなって。
タバコとかだったら安いもんだし、サイフもほとんど現金入れてないから平気かなーって考えたんだけど、iPhoneは高いよねコレ。
分割もまだまだ終わってないし。
しかも基本買い物はiPhoneのQUICPayだし、仕事で仕入れる鮮魚の価格表とかもラインで来るし、シフト表もPDFでiPhoneに保存してたし、そもそも生活の中で無意識のうちに便利だからとデジタル化してたものがどれだけあってそれをどうアナログな方法に戻すかも考えなきゃいけないし、
しかも高速道路の真ん中だから絶対無事に帰ってこないし。
まーそんなこんなでいっそ全ての思考を放棄して運転に集中してたらいつの間にか9:15くらいに教習所に着きまして、そしたら小生はこの前2級を受けたばかりで事前のオリエンテーションには参加しなくていいからまだ全然時間に余裕があったとかで、なんか謝られたし、でもこちらもiPhoneの安否は気になるし高速道路で物落としたらすぐに事業者に連絡しなきゃいけないから事情を説明して電話借りなきゃだし、
そしたらそしたでさらに謝り倒されるし、やたら迅速丁寧な対応で連絡しといてくれたし。
ちなみに翌日首都高速から郵送された小生のiPhoneがこちらです
大切に使っていて1年以上傷一つ付かなかったのに…
もう終わってしまったことは仕方がないと、その日1日を平静を装って過ごしましたが、教官たちから注がれる同情の眼差しがなんだか心に痒かったです…
して、肝心の学科ですが、午前中はひたすら海図!
ここに船の位置を書き込んだり、目標物の座標から現在地を割り出したりなんやかんやと、三角定規とコンパスを使っていろんなことができますが、要は高校受験でやった図形問題の移動する点Pみたいな感じです!
中学でちゃんと数学やってて海図の教本さらっと読めば初見でも余裕です!
でも小型船舶操縦士免許を必要とするアウトドアな人種は大概中学数学なんか真面目に受けてないので、一部の船舶ガチ勢以外はみんな苦労してましたね。
ちなみに船舶の用語だと方位磁針の事をコンパスと呼ぶので、学生の頃我々がコンパスと呼んでいた鉛筆と針が二股になってるコイツはディバイダーと呼びます!
そんな感じで、小型船舶操縦士免許の最難関と言われてる海図にも良い手ごたえを感じてしまい、むしろ2級より丸暗記する単語が少ないから楽なんじゃね?とすっかり舐めプに走ってしまう小生でしたが、海図が終わり潮汐や気象の話になると態度を改めます。
いや、潮汐表は釣りで頻繁に見てるし、気象は中学理科と某K上J隊で頭に叩き込んだので問題ないんですが、趣味の満足度に直接関わる事柄なので本気で覚えにかかりました!
お陰で雲の種類みたいなかったるい暗記物もバッチリ!
そんな感じで3日目の学科を終えました。
ただ、いくら小生にとって簡単な内容とは言え、流石に問題の難易度は結構上がってるし、1級は全く同じ問題が出るとは限らないらしいという事なので、海図に関しては問題集を一通り解いてパターンを把握し、暗記物も忘れるかもしれないからおさらいしなければ!
と言うことで、試験前最後の休みの24日に6時間ほど勉強時間を作ろうと計画しました!
が、しかし、ここで悲劇その2が起こる。
そう、24日の朝からお腹の調子が悪くなり、お昼にはもう土石流…
完全に急性胃腸炎ですねハイ。
しかも発熱と全身の寒気。
おまけに試験前日の25日は11:00〜23:00で仕事。
胃腸炎の方は1日で出し切った感があったので25日にはある程度回復しましたが、極度の脱水と、前日丸一日何も食べていなかった空腹でふらふらしながらなんとか仕事を終え、ある程度食欲も回復したので帰宅後ヨーグルトを食べながら問題集を開くと…
やっぱり簡単そうなので問題解かずに寝ちゃいました。笑
そして本日26日は学科の教習と試験でした!
教習では主に機関の仕組みについてやりましたが、トラック野郎の憩いの場・フルサービススタンドでカリスマ学生アルバイターだった小生に死角はなく、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの仕組みの違いやトラブルシューティングをたっぷり半日かけてみんなが必死に覚えている中、消しゴムのカスで作った練り消しもどきをこねくり回したり、3回連続で学科を担当してる教官の服装が以前の2回と今回で全く違う点について考察してみたり、眠たくなったらコーヒーすすったり。
ただやはり脱水症状の感じは抜けきってなかったので、コーヒーを飲んだらその倍量のポカリスエットを飲んでみたり…
休み時間は身体を回復させるためにずっと寝てたし、自習の時間は外でずっとストレッチと深呼吸でひたすらコンディショニングに時間を割きました。
そうこうしている間にも周りの人たちは勉強してるし、教官も「コイツ大丈夫か?」みたいな目で見てくるしで、自分でも「小生大丈夫か?」と思いました。
その時の小生の頭の中は、急性胃腸炎で自宅での自習が全くできなかったから今回は落ちてもしょうがないと言う気持ちが6割、
小生はこれまでの人生で受験勉強、趣味のバイクと釣り、某K上J隊とフルサービススタンドでの勤務経験などを通して必要な手札は揃っている!あとは体調を出来る限り良くして臨むだけ!と言う気持ちが4割くらいでした。
まーコレが2級みたいに100%問題集と同じやつが出題されるとかだったら自信100%だったんですけどね。
1級の問題集、授業でほぼ全問やるくらい薄っぺらいんで。
そんなこんなでいい具合に自信と諦めが入り混じった気持ちでいよいよ試験開始。
まずは教官のアドバイス通り、海図を後回しにして普通の問題を解いてゆく!
ちなみに1級は15問中11問正解で合格。
そのうち海図は3問しか出ないから(3問は絶対に海図)、そこを飛ばしても他が1問間違いまでなら合格できます。
海図以外が解き終わったところで前回同様問題用紙に答えを写しつつマークシートのチェック。
それがおわり残り40分。
このくらい時間が残っていれば海図3問解くには十分です。
全問解き終わり先ほどと同じ写してチェックする作業も済ませ残り7分ほど。
最後にもう1回、1問目の海図を解き直そうと、書き込んだメモ書きを消して、新たに三角定規とディバイダーを当ててるところで試験終了。
試験前に思ったよりも遥かに良い手答えのあったので、自信満々で自己採点。
2級と同じく試験終了直後に答案が貼り出されます。
そしてなんと、結果は満点!
周りでは仲間同士で来てた人たち(話から察するに船宿の見習いさん)が点数教えあってて、みんな結構ギリギリっぽい感じだったから、正直この結果には大満足ですし、驚いています。
いやはや、もうね、高校受験で理科の気象とか数学の動く点Pやっといて良かった!
スタンドでバイトしてて良かった!
たった1年とは言え某K上J隊にいて良かった!
バイクが好きでよかった!
おかげさまで筆記試験は楽させていただきました!笑
ありがとう!これまでの人生!
残りは28日の実技の教習と試験だけ!
まぁ教習やってその日に試験だからなんとかなるでしょう!
実技の難関の結索は某K上J隊で手から血が出るくらい練習したから、当時は目をつぶっててもモヤイ結びとかできたし!
でもボートの運転は初めてだから気を引き締めていかんといかんな!
ではまた!