ご無沙汰してます。
小生です。
生まれて初めて、電車で釣りに行ってきました。
むしろ泳いできました。
電車での釣行は初めてですが、結論から言うと、車欲しくなりました。
まず、荷物。
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電車でとなると、周りの迷惑考えれば、この程度しか持っていけない。
竿も、短いやつ箱の中に納めました。
小生は青春時代をラグビーに注ぎ、アラサーの今も柔術のジムに通っているため、頑張ればもっと沢山荷物は持てますが、普通の人ならば、
「重たいからこれ以上は無理!」
となってしまうという問題もあります。

まあそんなこんなで、電車に揺られること1時間少々…

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今時珍しい、運転席の向こう側が見えるタイプです。
快速で速度が出るため、コーナリングとか超怖かったです。

目的は三浦半島の油壺。

しかし、おそらく現地にはエサ屋さんなんかないと思ったので、京急久里浜駅にて下車し、エサの買い出し。
駅から片道15分…
車があれば、道中適当にロードサイドの大型店で調達できるのに…

また、電車に乗ることを考慮して、生きエサは買わず、冷凍のオキアミとアサリ。

箱の中にはもう入らないので、持ち手のところに袋を縛り付けておきました。

また電車に乗る…

余談ではあるが、昔、若気の至りで某国家組織に勤めていて、横須賀に住んでいたこともあり、車窓からの景色に少しセンチメンタルな気持ちに…

は、ならず、しかし、久里浜で下車した際、踏切側にある音楽スタジオの前を通ると、4年前ここで、同期の仲間と即興で、当時の職場を皮肉ったオリジナルの歌をやったのが思い出された。


そんなこんなで終点の三崎口から、バスで油壺へ。

品川から油壺まで、トータルで2時間半くらいかかりました。

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午後4時半、釣りをするには良い時間。

そして、まだ日があるから泳ぐにも十分明るい。

さっそく足ヒレとゴーグル、釣竿を装備して、いざ出陣!!!!




………

…………?

あれ?



おっ?







エサがない…


…⁉︎



どっかで袋ほどけた?




そんなわけで、エサ調達から始めました。


潜ってみると、岩の隙間に結構いろいろいたんですよ。

サザエとか。

カニとか。

カサゴとか。←もはやエサじゃない

あと、足元には基本ウニ。

一坪に20個くらいいるの。

もうね、漁業権欲しい。

しかし決まりは守るのが大人。

入口にもアレとコレとソレは密漁すんな、みたいな立札あったし。

とりあえず、カニはすばしこくて潜りながらじゃ取れないから、

なんか岩にへばりついてる貝。
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貝…?

貝なのこれ?

ワラジ虫やフナムシの亜種じゃなくて?

三葉虫の生き残りとかじゃなくて?


んー。

とりあえず、トコブシのなかまかなんかかな?

こいつで良いや。

おもむろに海パンの中から11得ナイフを取り出し、

テコの原理とフィジカルを最大限に発揮してひっぺがす。

そして中身をえぐって針にぶっさす。

なんかかたい。

そこはフィジカルで押し込む。

刺さった。

よし、釣るぞ。

ちなみに仕掛けは、竿、リール、道糸、サルカン、ハリス、ガン玉、針、エサ。

超シンプル。

ちなみに道糸2号、ハリス2号、チヌ針2号。

次男坊。

おじいちゃん、オヤジ、小生、2日生まれ。

2が好きです。


で、仕掛けを落としていく。

周りを泳いでいた魚たちがチラ見してくる。

近づいてくるやつもいる。

しかし食わない。

でもでも、なんか楽しい。

ただの砂地と思ってたら、ユラッと動いてキスが出てきたり

岩かと思ったら根魚だったり。

フグにちょっかい出されたり。

水深3〜4メーターしかないのに、時々30センチちょいある魚がいたり。

でも釣れない。

刻々と時間だけが過ぎてゆく。

そんで面白いのが、

日没が近づくにつれて、

魚たちが積極的になる。

日没20分前くらいになると、ふつーに食ってくる。

めっちゃもぐもぐしてる。

かわいい。

そんで無慈悲に合わせる。

でも針に乗らない。

でも、かわいいから釣れなくて良いかな。
とか思ってしまうくらいにかわいい。

結局ボウズです。

そんで、あたりがやや暗くなってきたときに思いだす。

水中の動画撮ろうと思って、あいふぉんの防水ケース持ってきていたことを。

せっかくだしなんか撮ろうと思って、陸まで取りに行く。

と、その時!


ウニ踏んづけました…!

足ヒレ貫通しました!

恐るべし、ウニ!

これが今日1の恐怖ですね。

少しズレてたら足にぶっ刺さってました。


そして撮影開始。

直後に今日2の恐怖。




おわかりいただけただろうか…

目の前、手の届く距離に、
ウツボ。

一瞬目がギラッと光った気がした。



もう、帰ろう。


そう思った午後6時。

しかし、収穫なしで帰るのもアレなので、エサの貝を持って帰ることに。

そうそう、帰りの電車で暇だったので、コイツニついて調べましたよ。

岩にへばりついてる貝

で検索したら出てきました。

検索ワードまんまですね。笑

ヒザラガイ、と言うらしいです。

基本食用ではないらしいです。

でも食べる地方もあるらしいです。

と言うわけで、食べてみました。

生だと殻が堅くてとれないらしいです。

なのでとりあえず茹でてみました。

そしたら殻とか横のビラビラのイボとか、わりと簡単に取れました。


写真は剥いた後。

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そして、内蔵が臭いらしいのでえぐりだします。

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結構磯臭かったです。

汁物の出汁にするにも、さっと茹でて内蔵抜いてからの方が良いと思います。

三浦半島産の場合はですけど。

そんで、触った感じの固さが茹でた牛ミノみたいな感じだったので、噛みやすいように包丁でささっと切れ込みを。
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さらにもう一度熱湯にくぐらせて、臭いを消したら、はい完成。
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ヒザラガイのミノ刺し風。
タレはごま油と塩胡椒。

最初ミノっぽいなーって思ったけど、若干軟骨っぽいコリコリ感もあった。

薬味があれば臭いにそこまで神経質にならなくてもよかったかも。

ま、不味くはない…かな…

まーでも俺が魚ならこいつに勢いよく食いつこうとは思わない。笑

次回はちゃんとエサ持ってこ。笑

ではでは。