こんにちは、小生です。
昨日9月20日、ついにラグビーワールドカップ日本大会が開幕しましたね!
開幕戦の日本対ロシアは日本が30対10で勝利!
前半の入りは動きが硬くて心配したけど、後半はきちんと実力差を示して勝てたと思います。

さて、タイトルの件についてですが、ラグビーにあまり馴染みのない方は、「何で日本代表なのに外国人がたくさんいるの?」って疑問に思ったのではないでしょうか。

野球やサッカーなどのスポーツでは見られない光景ですね。

しかし、本当に外国人がたくさんいるのでしょうか。

まずは日本代表31人の国籍を見てみましょう。

稲垣 啓太 日本
木津 悠輔 日本
具 智元 韓国
中島 イシレリ 日本
ヴァル アサエリ愛 日本
北出 卓也 日本
坂手 淳史 日本
堀江 翔太 日本
トンプソン ルーク 日本
ヴィンピー ファンデルヴァルト 南アフリカ
ヘル ウヴェ 日本
ジェームス ムーア オーストラリア
ツイ ヘンドリック 日本
徳永 祥尭 日本
リーチ マイケル 日本
ピーター ラブスカフニ 日本
姫野 和樹 日本
アマナキ レレイ マフィ 日本
茂野 海人 日本
田中 史朗 日本
流 大 日本
田村 優 日本
松田 力也 日本
福岡 堅樹 日本
アタアタ モエアキオラ トンガ
レメキ ロマノ ラヴァ 日本
ウィリアム トゥポウ
中村 亮土 日本
ラファエレ ティモシー 日本
松島 幸太朗 日本
山中 亮平 日本

31人中26人が日本人ですね!
見た目の印象ほど、外国人は多くないです。笑

ウィリアム トゥポウ選手については、ググってみたのですが国籍がわかりませんでした。

次に、日本代表になるための条件です。

色々なメディアで取り上げられているので知ってる方もいるとは思いますが、ラグビーではその国の国籍がなくても代表になれます。

その条件は主に3つ
・本人の出生地
・両親又は祖父母の出生地
・3年以上の継続的居住
このどれかをクリアしていて尚且つ他の国で代表になっていなければ、その国の代表になれます。

先ほどの国籍不明のウィリアム トゥポウ選手であれば、両親がトンガ出身、本人はニュージーランド生まれ、2歳からオーストラリアで育ち、21歳で来日。
なので、トンガ、ニュージーランド、オーストラリア、日本の4カ国で代表になる資格を有していたわけですね!

しかしすでに日本代表として試合に出ていますので、もう他の国の代表選手にはなれません。

それでもごく稀に、他の国でも代表になれるケースはあるのですが、複雑で滅多にないことなのでここでは割愛いたします。

つまり、ラグビーの代表チームでは国籍はそんなに重要じゃないということですね!

このことについて皆さんはどう思いますか?

国家の意味も知らない中学1年からラグビーに携わってきた小生からしたら当たり前のことなんですが、結構特殊なんでしょうかねぇー。

ちなみに、4年前日本代表に負けた事でその強さが国内でも有名になった南アフリカは、その昔、アパルトヘイト(人種隔離政策)をとっていた事で、ラグビーの国際試合を禁止されていました。

日本でも、人種差別とまではいかないにしても、大和民族以外を特別扱いする風潮がありますよね。
ま、日本の場合、ほぼ単一民族で構成された島国だからってのがデカイと思いますが。

ことラグビー日本代表に関して言えば、例え海外出身者でも、日本が好きで、日本の力になりたいと言う思いを持って代表になってくれる選手ばかりなので、大変喜ばしいことだと思います。

試合前の国家斉唱で一生懸命に「君が代」を歌う姿に、試合中仲間のために身体を張る姿に、出生地など関係ないと思います。

ただやはり、人種や育った環境で、能力や得意不得意は違うと思うので、その差をうまく助け合い、生かし合って、より良い組織を形成できたら素晴らしいことだと思います。

昔からラグビーが好きな方も、最近ラグビーを見始めた方も、人種や民族の壁を超えた日本代表を応援よろしくお願いします。