奈良県桜井市で吉田智樹ちゃん(5)が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親の会社員博容疑者(35)が、「智樹は2年ほど前から目に見えてやせてきていた」と供述していることがわかった。

 「十分な食事を与えなくなったのは今年1月から」とする母親のパート店員真朱(まみ)容疑者(26)の説明と食い違っており、県警は、虐待がエスカレートしていった経緯を詳しく調べる。

 捜査関係者によると、真朱容疑者は「妹が生まれた2006年12月頃から夫婦仲が冷え込み、(智樹ちゃんが)夫に似ているのが憎らしかった」と供述、3年前から顔を殴るなどしていたことを認めた。しかし、食事については、朝1回、わずかしか与えなくなったのは1月初めからで、餓死の1週間前から全く食べなくなったとしていた。

 県警は、智樹ちゃんの死亡時の身長が85センチと発育が極端に悪いことから、食事を十分に与えなくなった時期を追及。博容疑者は「智樹は2年前からほおがこけ、明らかにやせ細ってきた。きちんと与えなくなったのはこの頃から」と述べ、「食事も家族と別だった」と説明しているという。

 博容疑者は、真朱容疑者の虐待が始まった3年前頃、親類の連帯保証人になって200万円の借金があったといい、「虐待には気づいていたが、負い目があって言い出せなかった」と供述しているという。

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