廃棄された人形の如く~1~ | 隣にあるしあわせ

廃棄された人形の如く~1~

綺麗事を並べ上辺だけを取り繕った処で、化けの皮が剥がれた時に全て終わる。
それを嫌と言う程実感させられた。
何を守るべきか、何を信頼すべきか。
それさえも見失った者の愚かさを知ってしまった。
絶大なる唯一無二の信頼さえも裏切り捻り潰そうとし、言葉の刃により怯える人間が出来上がる事をも知った。


本当に脆く弱い人間が存在してはいけないのか?
脆く弱い人間だからこそ知り得る人間の心の痛みさえ解らないのか。

嘆きを罵倒と湾曲して捉えられ、不要な玩具を捨てるかの様に扱われるのか?

しかし人間は無限の可能性を持っている筈だ、再び立ち上がる力さえあれば。

一生足掻いても自業自得で平穏さえ手に入れられない人間も存在する。

全てを放棄しても、また立ち上がる事が出来れば、その人間は強くなれる筈。
負けないで立ち上がれば、新たな何かが見えて来る筈だ。


『要らない人形なら捨ててしまえよ!今すぐ!』