<貴女へ・・・。>
あれから3ヶ月がたった
僕にはまだ受け入れられていない
もう貴女に会えないなんて
いつも浮かぶのは笑顔だった
花が好きな貴女
季節が巡るたびに一緒に見た
椿 梅 桜 藤 菊
貴女のおかげで僕も詳しくなったよ
知らない間に貴女の癖が移ってる
ふと、気がついて苦笑いした
誰もいない部屋貴女の香水の香りがした
もう此処にはこないのに
いつから、こうしてるのだろう
気がついてみれば周りは夕陽に染まっていた
ベランダに出て流れる雲を見ていた
秋空に広がる千切れ雲
大きなため息1つして、グッと伸びをした
辺りを漂う甘い匂いは金木犀
耳に届くのは遠くを走る車の音
なんだか、ふと肩から力がぬける
「あぁ、独りだ」とつぶやいた
それは、確認のように確信のように
「きっと、大丈夫」ともう一度つぶやく
それは、約束のように憶測のように
今日は、いつもよりも長くこの場所にいた
ぼんやりと貴女のことを考えて
時がゆったりと流れるのを感じたくて
真っ青な空が夕暮れに染まるまで
noise
