こんな面白い観察結果がある。
喫煙者の脳を MRIスキャンしたものだが、
たばこの警告ラベルはたばこに対する欲求を刺激することが
判明したらしい。
喫煙者を脅かすことを目的とする警告ラベルそのものが、
繰り返し目に触れているうちに、たばこをすいたくさせてしまったようだ。
警告ラベルが、逆にたばこに対する
強い欲求を満たすときの快感を連想させるものとなったのだ。
パブロフを思い出してほしい。
エサの時間を知らせるベルの音を聞くと、エサがだされなくとも
よだれを流すよう犬を訓練したあのパブロフだ。
実は、ブランドもあなたの脳を同じやり方で訓練している
というのはご存知だろうか?
カリフォルニア工科大学の研究によると、
特定のシンボルを見せられると、そのシンボルを見せられただけで、
人の脳は活性化する事がわかった。
条件反射
ということだ。Мのマークのマクドナルドのシンボルマークを
みれば、身に覚えがある人がいるのでは?
お客さんが商品やサービスに一寛して満足している場合、
その快い経験がブランドと結びついていくのだろう。