image

こんばんは。

 

 

株式会社リビエールの河村厚志です。

 

 

いつも応援頂きありがとうございます。

 

 

本日は経営者として日々の実践投稿第3弾です。

 

 

トレードオフという言葉をご存じでしょうか?

 

 

ここ最近ではSDGSでよく使われる言葉で、どちらか一方に力を入れると、片方ができなくなる、、、

 

 

つまり、トレードオフとは、何かを得ると、別の何かを失う、相容れない関係のことです。

 

 

環境問題に力を入れると経済活動に支障を来たしてしまうな関係の事です。

 

 

会社経営をしているとよくこのトレードオフがいい訳になり、チャンスを逃してしまう事があります。

 

 

本日は私の実践から、このトレードオフを克服しピンチをチャンスに変えることができた実践事例です。

 

 

先日、東京の某王手アパレルメーカーに営業に行った際、、、

 

 

コロナ禍で百貨店、専門店の売り上げが低迷。

 

 

少しでもロスを減らしたい為、発注をギリギリまで引き付け、しかも発注後4日後に店舗に商品を並べたいと言われました。

 

 

従来、アパレルの追加生産は発注後10日でもかなり早く、

 

当社ではそれを1週間に縮める事で強みとしてきました。

 

 

今回らそれを更に3日短縮。。

 

 

客先で瞬時にチャンス!と判断しその場で2つ返事でわかりました!と伝えその場を後にしました。

 

 

さて、わかりました!と返事したもののどうしたものか?必死に考えました。

 

 

考えついたひとつ目の方法は物流の内製化です。

 

 

通常、縫製工場は物流拠点となる倉庫に商品を送ります。

 

 

そこから、各百貨店、専門店に発送します。

 

 

例えば九州の百貨店に発送するとします。

 

 

当社から埼玉県にある物流拠点へ1日。

 

 

埼玉県から九州まで2日、計3日かかってしまいます。

 

 

それを当社が物流機能を持つことにより当社から九州へ発送。1日で到着しますので2日短縮です。

 

 

しかしこれには問題があります。

 

 

通常、物流拠点で簡易検品が行われ品質や下げ札等のチェックが行われます。

 

 

また、限られた時間の中で百貨店、専門店に何十ヶ所も間違えず発送するノウハウ、システムが必要になります。

 

 

まず、会社へ持ち帰り、

 

 

これから益々厳しくなるアパレル縫製業界を生き抜く為に必要な変化を説きます。

 

 

過去を見るのではなく、未来を見据えた変化を説明。

 

 

そして、物流化に必要な課題を整理しました。

 

 

すると、ある従業員から

 

 

「これだれクイックで対応すると品質が低下する」と後ろ向きな意見がでました。

 

 

当社は以前よりクイック対応を売りにしては来ましたが、その反面B品率が平均以上に高いという問題を抱えていました。

 

 

その意見は無理もない意見でした。

 

 

要は、早くするか、綺麗に作るかどちらをとるのかでないと無理だと意見が出たのです。

 

 

私は、リーダーとしてひとつの方向を示しました。

 

 

相反する課題をどちらも同時に達成する。

 

 

達成できれば、だれも出来ないからこそ、特別な強みとなるからです。

 

 

無理ではなくどうすればできるのか?

 

 

後ろ向きではダメ、前向きに取り組むと話しました。

 

 

では、具体的にどうすればいいか?

 

 

パレートの法則をご存知でしょうか?

 

 

パレートの法則とは全体の大部分は全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論であり、80:20の法則とも呼ばれています。

 

 

小さな20の力で全体の80を解決する法則と考えます。

 

 

スーパークイックで作業しながらB品率を現状より低下させる為に必要な対策をパレートの法則を使い解決すれば、

 

 

相反する問題を同時に解決する事ができるはず!と考えました。

 

 

まず、過去のB品を分析します。

 

 

すると、全体の7割が汚れ、傷(高級服なのでかなり小さい目立たないものばかりです。)である事がわかります。

 

 

ここまではこれまでも認識していました。

 

 

これだけの情報だと、B品率を低下させようとした場合、2次、3次検品が必要になり、汚れ傷のチェックに更に時間がかかってしまい、スーパークイック対応の足かせになってしまいます。

 

 

私が注目したのは、

 

 

どこに汚れ、傷が多いのか?という部分です。

 

 

通常汚れ、傷のクレームは店舗の販売員からのクレームが殆どです。

 

 

更に調べてみると、汚れ傷のほぼ全てがAゾーンと呼ばれる場所に集中している事が判明。

 

 

Aゾーンとは洋服をハンガーに吊り下げた状態ど真っ正面でぱっと目につくゾーンの事です。

 

 

B品全体の7割を占める小さな汚れや傷はAゾーンに集中していると言う事です。

 

 

つまり、Aゾーンの汚れ、傷に集中してB品を発見できればB品率は大きく低下するという訳です。

 

 

そして、検品スタッフを集め通常検品に加え、Aゾーンの検品のみ2次検品を指示。

 

 

2次検品にかかる時間は商品の袋かぶせの直前、水際、最終工程で目視約20秒でした。

 

 

現在は物流拠点となる場所を会社近くで購入し工事を開始しています。

 

 

あとは運送屋さんと条件面を詰めて物流のシステムを構築し、スタッフを教育すれば完成です!

 

コロナ禍によりアパレル業界では店頭での販売の売り上げが落ち込んでいます。

 

 

仮にワクチン、特効薬が開発されたアフターコロナであっても、何もしなければ売り上げが元に戻る事はないでしょう。

 

 

生きていて一生に一度あるかないか?新型ウイルス、コロナ禍で価値観やライフスタイルが変わってしまいました。

 

 

新しい生活様式になり、浸透した文化は完全に元に戻る事はありません。

 

 

両親の代から始まって今年で44年。

 

 

これから先50年、100年と会社を続けていくためには、変化を恐れず挑戦する事。

 

 

1勝9敗でいい。

 

 

思う、考えるだけではなく10回行動する。

 

 

常に挑戦者として、強い気持ちでこれからも挑戦し続けます。

 

=====================

様々なニーズに対応するリビエールのマスク!!

子供サイズ、幼児サイズも揃えております!!

 

①抗菌・消臭マスク

<商品の特徴>

表生地に抗菌・消臭加工の施した生地を使用、裏地には肌に優しいスムース生地を採用し、マスクの肌荒れの方のお悩みを解決する肌に優しいマスクです。

また、大人用Sサイズ、Mサイズだけでなく、子供サイズ、幼児サイズもご用意しております。

 

販売サイト→https://peraichi.com/landing_pages/view/dpl35

 

 

 

②冷感・抗菌・消臭マスク

<商品の特徴>

表生地には抗菌・消臭加工の施した生地を使用、裏地にはひんやり冷たい、接触冷感生地を採用しました。ヤフーニュースにも取り上げれ一時、注文殺到の大ヒット商品です!

また、大人用Sサイズ、Mサイズだけでなく、子供サイズ、幼児サイズもご用意しております。

 

販売サイト→https://peraichi.com/landing_pages/view/m851o

 

③UV・冷感マスク

<商品の特徴>

表生地はUV加工の施した生地を採用、紫外線カット90%以上で日除けマスクです。裏地にはひんやり冷たい、接触冷感生地を採用しました。

カラーはホワイト、ベージュ、グレーの3色をご用意しております。

 

販売サイト→https://peraichi.com/landing_pages/view/uvcool

 

おわり