衆議院選挙が終わった。
「自民党の歴史的な惨敗」と新聞の見出しには書いてあった。
自民党が作った小選挙区制という悪制度により、自民党が大敗したことは皮肉なことだ。
国会議員は、国民の支持数に比例して選ばれるべきなのに、小選挙区制では大政党のみが生き残り、小政党は抹殺される。少数意見は少数の国会議員により国会に提出してほしいのですが、今の制度では無視されてしまう。
今回の選挙結果から、各政党の当選者数と、政党支持者数から計算した当選すべき議員数(かっこ内)を次に書きます。
民主308(221)、自民119(127)、公明21(52)、共産9(29)、社民7(15)、国民新3(7)、みんな5(22)、日本1(4)。
多少の計算違いはあるでしょうが、上記のようになります。
つまり、小政党はかなり損をしている。
民主党は46%の支持率でありながら、64%の国会議員を獲得している。
支持者数から計算すれば、みんなの党ひとりの意見は民主党5人分の価値があるのだ。選挙区による一票の格差以上だ。
前回の小泉郵政民営化選挙では、自民党がこの「うまみ」を味わったのだ。