食育物語 第8章「飴とメシ大作戦 (前編)」

「ごはんをしっかり食べてほしい」
そんな親心から生まれた、
結果おもしろい話。




このお話には、笑っちまう結末が含まれています。




小さな子供のいる、ご家庭のみなさん。

子供、しっかりご飯食べてくれますか？


わが家の娘は、現在3歳。

今年の春から、幼稚園に通いはじめました。


生まれてから1歳半くらいまでは、

とにかく食が太いことと、

とにかくなんでも食べること、

が、親の自慢


しかし、2歳を過ぎた辺りから、

好き嫌いや

より好みが

出はじめて。



特にお菓子をはじめとする、

甘いものを食べるように

なってからは、

ご飯よりも、そっちの方ばかりを

好むようになりました。



親としては、

このままではイカン、とちょっと危機感

を感じたものですから、


私なりに、ご飯を食べさせる

いい方法を、

アレコレと考えてみました


『自分だって、それくらいの頃は、

お菓子ばっか食べてたくせにね』


そうして、思いついたのが、

「飴とムチ」ならぬ、

【飴とメシ】

大作戦



説明しよう。

【飴とメシ】大作戦とは、

「ご飯を食べたら、おやつ食べてもいいよ」

の交換条件を提示し、

なんとかして、ご飯を食べてもらうという、

親としては、なんとも情けない作戦である。



しかし、しかし、しかし、

ご飯を食べるという、あたり前のことに対して、

その度に、チョコレートとかクッキーを

与えるのは、いくらなんでも甘すぎます


しつけ的にも、娘の舌にも。


そこで、わが家が食後のお菓子として、

チョイスしたのが、

私の暮らす田舎に、昔から伝わる、

「ぎょうせん飴」という、水飴でした。




笑っちまう結末は、後編へつづく。



実際にあったお話です。




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