釣から学ぶ、世界一かっこいい父親の作り方

釣から学ぶ、世界一かっこいい父親の作り方

釣りを通じて、人間らしさを取りもどし、世界一かっこいい父親を作る方法を学びます

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『社畜の人生を変えてくれる、『釣り』という哲学とコーチの存在』タイトル(仮


今日も、変わらなかった。

まるで機械のように、決まった時間に、

魚の群れのように、通勤する毎日。


部下の前では、どんな時でも、

平静を保っていなければ、ならない

責任という二文字に、追いかけられながら、

鏡に映った目は、まるで死んだ魚の目だ。

「望んだ訳じゃないのに、なんでこんな毎日を送っているのか・・」


そんな矛盾に満ちた、サラリーマンとしての生活に、

人間らしさを取り戻す為の記事です。


~ざっと読むための見出し~
1. サラリーマンとして生きるのは、矛盾の連続
2. 矛盾が成立する遊びと哲学の世界「釣り」
3. 矛盾を持つことこそ、人間の強さ
4. 人間らしさを取り戻すには、釣りとコーチが必要


1. サラリーマンとして生きるのは、矛盾の連続


サラリーマンとして生きるのは、矛盾の連続だ。

管理職として働いているなら、なおさら。

このままで本当に良いのか?と思いながら、

そんな素振りは、またく見せずに、

部下の前では、リーダーとしての威厳を、

保たないとならない。


そんな矛盾を抱えながら、

生活することは、無期限のストレス状態だ。


いつからか、思い出せないが、

感情を抑えて、

とにかく目標に向かって

頑張って頑張って、

走り続けるように、教えられてきた


結果が出なければ、

ひどく怒られるか、

脱落するかだ。


若い頃は、

周りのことなんて、考えず、

ただひたすら走っていれば良かった。


管理職になって、

結果を出すには、

人を動かして行かなければならない。


その為には、

ただ走るだけではなく、

自分と周りの、感情のコントロールが必要だ。

人間は、感情を持つ生き物だから。


矛盾に満ちた感情のコントロールが、

肝となる。


自分と周りの、感情をコントロールする為に、

14年に渡って、コーチングを学んだ。

自分自身が、学ぶと共に、

良き師と言えるコーチとも出会った。

その中で、矛盾し、対立する感情を、

マネジメントする方法を学んだ。


2. 矛盾が成立する遊びと哲学の世界「釣り」

これって、何かに似ている

そう、釣りの世界だ。

相反する二つの感情を、

コントロールしないと成立しない。


魚が食いつくまでは、

とにかくじっと我慢。

魚が食いついた時には、

せっかちに、一瞬で合わせる。



1m30cmを超える巨体を、

30年以上、追い求めている。

『𩹷』イトウ、魚に鬼と書く。

幻の魚と呼ばれ、

漫画釣りキチ三平に出てきたことで、

知っている人がいるかもしれない。

国内では、北海道の一部などに生息する。

今までの最高ランクは、103cm。


1m30cmを超えたイトウを、釣りたい。


30年も追い求めて、どうなるのか?

そこに合理的な判断なんてない。

ただ、釣ってみたい!

それだけだ。

半日かけて、移動して、

原生林の茂る川を、

まるでサバイバルのように、

歩きながら、

くたくたになりながら、

数時間かけて、釣りをする。

1匹も釣れないのは、当たり前。

また、半日かけて、家路につく。

釣りをしない人が見れば、

なんて、非合理的なことを、と思うだろう。



そもそも矛盾て何だろう。

矛盾って良くないことなのか?

理由なく、良くないこととして、

教えられてきた。


考えれば、すぐに分かることは、

すべてを論理的に判断していたら、

人間は破綻する。


より早く、より多く、より効率的に!

とにかく、より稼ぐ!

ということだけが、

資本主義の世界では、求められる。

論理的に、

より合理的に、最適化していくこと、

だけが求められている。



しかし、人間は、矛盾の塊だ。

なんとなくイヤだ。

なんとなくイケる気がする。

理由は、分からないけど、嫌い、or 好き。

こんな想いを、たくさん抱えている。


3. 矛盾を持つことこそ、人間の強さ

AIじゃないのだから、

人間は、それでいい。




むしろ、非論理的な、

矛盾を持てることが、人間の強さだと言える。


大事な商談に向かう途中で、

死にそうなって、困っている人に遭遇したら、

どうするか。

助けていたら、間に合わない。


こんな場面で、論理的に判断したら、

AIが判断したなら、

当然、商談に向かう方を選択する。

稼ぐことに繋がることの方が、

論理的に正しいからだ。



しかし、

私たちは、そこで迷うことが出来る。

論理的に考えながらも、

自分の中の何かが、

助けなければ、とささやいてくる。

こんな芸当、IBMワトソンだって、今は出来ない。


私たちは、ロボットじゃない。

それが、人間の凄さだ。


4. 人間らしさを取り戻すには、釣りとコーチが必要


人間らしさを取り戻そう。


釣りは、

紀元前から、人間がおこなってきた営みだ。

人間らしさを取り戻すのに、最適な遊びの一つだと思う。


待つには、忍耐が必要。

合わせるには、せっかちさが必要。

そのことを、

作家 開高 健氏は、

「絶対矛盾的自己同一」という言葉を用いて、表現した。

難しい言葉だが、

矛盾を抱えたまま成立する世界

それが釣りの世界という意味だ。


東京湾は、世界でも屈指の魚影の濃い海だ。

魚影が濃いとは、魚が豊富という意味。

世界屈指の大都会に、隣接する海が、

そんな状態だと知らない人も多い。

構造物が多い、東京湾には、

そこに微生物が沢山発生し、

それを求める小魚、

小魚を求める大きな魚と、

沢山の魚が生息している。

今から数十年前は、

確かに汚染された汚い海だったが、

人知れず関係者の努力で、

今の東京湾は、

世界に誇れるほどの魚の数を有している。


自分が住んでいる街のことも、

このように知らない事が多い。

もっと、知らないのは、自分のことだ。

灯台下暗しとは、よく言ったものだ。


誰かに教えてもらって、

気づくことは、驚くほど多い。

自分の弱み、強みについても。


『矛盾を抱えて生きられることこそ、人間の強みなんだよ。

どんなに立派に見える人でも、50%vs50%の矛盾を持っているもの。

例外は無い』

そのことを教えてくれたのは、私のコーチだった。

言われてハッとし、救われた感情が湧いた。

そして、

そのことを体感し、真に腑に落としてくれたのは、

釣りだった。


釣りと、コーチの存在、

この二つは、現代社会に生きるのに、

必須なアイテムだと思う。