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昨年沖縄に行ったメンバーたちと横浜中華街に集まった。
なんだか、このメンバーってこんな感じで一生付き合えれば楽しそうなメンバーだなと思った。
みんなそれぞれ全然違う感じなんだけどね。それが楽しいし、違和感がなく付き合える。
集まるのが夕方だったので、桜木町から元町中華街までてくてくと歩いた。
洋館めぐりと、山下公園の花を見ながら。
中華街の中華にも、そのあといった薄暗いジャズバーも良かったです。
六本木ヒルズにアメリカのボストン美術館の名品たちが来ている。
ボストン美術館は、メトロポリタンやナショナル・ギャラリーと並ぶアメリカでも最も大きな美術館。
現在改装中ということで、日本もそのおこぼれに預かっている。
西洋絵画のフルコースとうたっているだけはあり、16世紀から20世紀の絵画が総覧できる内容にはなっている。
でも、ちょっと偏りがあるけれど。(たとえば18世紀の絵画はあまり無い)
エルグレコの宗教画、デ・ウィッテのオランダ建築画、カナレットの奇想画、モネの聖堂連作など僕の好きな画家たちも当然いる。
この展覧会に来れば、好きな絵は必ず見つかる確かにお得な展覧会。
僕の青春時代を過ごした麻布、六本木。
そういうとアダルティな感じがするけれど、僕はこの大人の街を無邪気に子どものまま走り回っていた気がする。
大使館が立ち並び、休日は道行く半分くらいが外国人のこの街は、どこか非日常的な楽しさがある。
ナショナルマーケットや有栖川宮記念公園、都立中央図書館、どこも10代の思い出の場所。
懐かしい学校の周辺はもうしばらく前からずいぶんと様変わりしてしまったけれど、学校の中は昔の空気がまだ残っている。
ちょうど文化祭の前で、学生たちが準備を進めていた。
元麻布の高級住宅街を抜け、麻布十番に降り、カレイドスコープのお店に立ち寄り、たいやきを食べて、そのまま六本木ヒルズまで歩く。
昔、ジャージを着て、何も考えずに走りぬけていた場所。
そう考えると不思議な気がする。目の前を15歳の僕が走り抜けていくのを想像すると。
上中里駅で降りるとすぐに坂があり、その脇に平塚城址である平塚神社がある。
中世この辺りの領主であった豊島氏の居城。平安時代には源氏の棟梁源義家が逗留し、豊島氏に鎧を与えたという。
祀られているのは源義家、義綱、義光。珍しい祭神だ。
その境内には平塚亭という浅見光彦シリーズに登場するみたらし団子屋さんが実在する。
しっかりした食感の美味しい団子。
その近くに洋館と和様併存の美しい庭園を誇る旧古河庭園ある。
今はつつじが咲き始めてきれい。
そこから山手線沿いに谷中を目指して、てくてくと歩く。
途中に古地図屋を見つけたり、廃墟を見つけたり、くねくねと曲がる道を歩いたり、とっても楽しい。
谷中に着いた頃には、ちょうど夕方で、夕焼け段々もいい感じだった。
4月23日、サンジョルディの日に本を贈りあうというスペイン生まれの素晴らしい風習は、日本では残念ながら知られてはいるものの広まらない。
会社の若手がこれを部内でアレンジして面白いイベントをやってくれた。
参加すると、参加した人のうちの誰か一人のプロフィールシートが事前に配られて、その人のために本を選ぶ。
23日なると、参加者は皆誰かわからないけれど自分のために選んでくれた本が手元に届くというもの。
これは、参加してみてなかなかおもしろかった。
普段、身近な人以外のために本を選ぶということをしないから、選ぶ時も色々なことを考えた。
もらった本も自分で買うのと違って、楽しい。
鬼平シリーズで初めてといっていいほど、鬼平が窮地に陥るシーンが初っ端で出てくる。
「血闘」。文字通り、鬼平が血を流す。
旧知の女性を助けに一人敵が充満する館へ乗り込むような危険な賭けを鬼平はする。
彼の魅力かも知れない。
4月から5月にかけては、街歩きが一番気持ち良い時期だ。
風が気持ちいいし、花も緑もきれいな時期。
青山周辺を歩く。
この辺りにはクレヨンハウスだとか青山ブックセンターとか、表参道交差点の角っこにある山陽堂とか個性的な本屋さんがあって面白い。
路地裏に入れば、静かな住宅街や個性的なショップ、カフェが隠れるようにして散らばっている。
骨董通沿いにも探せば色々な面白そうなお店があるだろう。
最後は根津美術館と庭園。
美術館では、「胸中の山水・魂の書 山水画の名品と禅林の墨蹟」という展覧会をやっていて、これはもう究極の渋い展覧会。
山水は見ていて本当に心が落ち着く。この世界観を作った人たちは本当にすごいと思う。
ここは初めて入ったのだけれど、ことのほか庭が良くて気にいった。
傾斜地を利用して、そこに仏像や名石を配し、木々の緑で覆った野趣に富む庭だ。
歩いていて飽きなくて、深い緑に包まれる感じで素晴らしい。




































