夢劇さんの慚愧伝見て参りました!
今回は夜によさこいの定期総会がありハイパーに弾丸でしたが滞在時間<移動時間であっても見に行きたいと思ってましたし、実際見に行って良かった作品でした
尚、時間の都合でロビー面会はせずにただただ観劇に行った感じになりました
かなーーーり長文ですがお付き合いくださいませ
まず主人公は明智光秀、物語の舞台は本能寺の変なのですが、自分の観点から言うと明智光秀を主人公に据えた作品だったのかなと
もうね、明智光秀が根っこから先まで清い人で、世の中の人がみんなそうなら争いとか貧困とか起こらないのにって思うレベル
一方悪役サイドでは羽柴秀吉になるのかな?
でもこの作品には悪人って居ないのではないのかと
人が死んでいくのが当たり前とも捉えられる時代においしい思いをしたいとか餓えの無い土地がほしいとか願うのは当然な時代で尚且つ秀吉目線で見る光秀はさぞ怖い存在だったんだろうなと
観劇者からすれば光秀にない発想と知恵を持つのに秀吉目線だと自分には無い知識と能力を持つ光秀はさぞ怖い存在だったからこそ陥れようとしたんだろうと思う
織田信長ですが印象は不器用で苛烈な人
前半の帰蝶とのやりとり、馬揃えを却下したときの光秀への対応
特に後者は見てても怖かったしやりすぎとも感じましたが、もしかしてここから這い上がってこいとか出来ると信じてるからこそそこまでやったのか……
ただの勘繰りすぎかもしれませんが💧
あと、子が出来ないのを理由に離縁してほしいと言われてて返した台詞
「己の価値を己で下げるな」
もうー、慚愧伝でもっとも印象に残ってる台詞ですよこれ!
魅了というよりただただすごいなーと思ったのは徳川家康と蜂須賀の衣装チェンジの速さ
実はツイッターで見所をツイートしたのを見ていったのですがそれがなければ2役してるとか気がつかないし家康のときは物理的にすごく飛んでた!
殺陣もすごく、道順とみつの殺陣はずっと見ていたいくらいで、自分的にはこの2人の殺陣が一番ドキドキしてました
えっと、涙したと言えばラスト秀吉と話をする→ただのワガママだから無理についてこなくていい、からの利三の台詞に涙しました
涙腺は年々緩んで入るけど、悔しさとか尊敬とか色んなものが込められていた台詞だったなと
物語全体としては話がどう進むのかって意味でドキドキもし、光秀と信長の異なる2人の器の大きさが魅力的で鬼哭伝を見たあとに良い刺激を受けたのに対して慚愧伝は2人の器の大きさをひしひしと感じさせられました
最後に秀吉に光秀が言った
「自分では血が流れすぎるから天下を平らにしてほしい」
とか、実際台詞はまだ続いてたけど秀吉のした行動を見た状態で現代に生きる人は何割の人がそう言えるのだろうか!
一通り書いていきましたがやはり長い(^_^;)
次回公演は未定のようですが、次回もぜひ見たいって思う夢劇さんの慚愧伝を見た感想でした
そしてこれは毎回なのですが観劇後の日常に引き戻された時の虚脱感